積水ハウス「シャーメゾン」で賃貸経営！知っておきたいメリットや注意点は？

国内有数のハウスメーカーである積水ハウスの賃貸住宅ブランド「シャーメゾン」。一般に認知度が高くブランド力のあるシャーメゾンは、賃貸経営を考える際に候補として考えるオーナーは多いのではないでしょうか。

この記事では、シャーメゾンを検討中のオーナーの方向けに、以下の点をまとめました。

• シャーメゾンで賃貸経営をするメリット
• 押さえておきたい懸念点・注意点
• シャーメゾンが向いているのはこんなオーナー

ぜひ最後までお読みいただき、検討の参考としてください。

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1.シャーメゾンで賃貸経営をするメリット

シャーメゾンで賃貸経営をするメリットは数多くあります。この章ではまず、シャーメゾンの評判はどうか、どんな点がメリットなのか、詳しくご紹介します。

1-1.積水ハウスの安定性とブランド力

シャーメゾンは大手メーカー・積水ハウスが培った250万戸※の実績とノウハウで作り上げたブランドです。一般へのブランド認知度も高いため、賃貸経営を考える方の多くが、一度は耳にしたことのあるのではないでしょうか。
※2,506,598戸(2021年1月末現在 当社住宅建築戸数累計)

積水ハウスは、株式会社市場経済研究所による「2020年度全国戸建・アパート供給ランキング」で、第3位を獲得した大手企業です。

【参照：全国住宅・マンション供給調査 企業別ランキング 2022年版より抜粋】

土地活用で賃貸経営を考えるとき、パートナーとなる建築会社の安定性は非常に重要です。賃貸経営は何十年にもわたって取り組むことが多いため、長い期間でサポートしてくれる経営基盤を重視するべきだからです。

その点から考えると、国内屈指のハウスメーカーである積水ハウスは、万が一のことがあった時にもサポートが受けられる、信頼性の高い企業と言えるでしょう。

1-2.デザイン性が高い

デザイン性の高さもシャーメゾンの特徴のひとつです。数多くの住宅建築で培ったノウハウにより、住みやすさが優れているだけでなく、街に映える外観や、ホテルのような内装も華やかで高い評判を誇っています。

積水ハウスには「チーフ・アーキテクト制度」という制度があり、在籍する一級建築士のうち厳格な資格制度によって選ばれた「チーフ・アーキテクト」という称号が存在します。このように、住宅のデザインに関わる建築士が研鑽を積む制度があることも、優れたデザインを生み出す土壌となっています。

所有している土地の魅力を最大限に引き出す賃貸物件を建てたいなら、シャーメゾンは検討してみる価値があります。

1-3.独自の構造で自由度が高い

積水ハウスのシャーメゾンは、階数にあわせて以下の構法で建てられます。

2階建て：軽量鉄骨造（ユニバーサルフレーム・システム）

ユニバーサルフレーム・システムは、1・2階を貫く通し柱を必要としないのが特徴で、1階の間取りに左右されることなく、2階の間取りが自由に設計できます。

3・4階建て：重量鉄骨造（フレキシブルβシステム）

重量鉄骨の強さと設計自由度を両立した強靭な構造。各階の柱の位置を自由に動かすことができ、必ずしも通し柱を必要としないため、自由な設計が可能となっています。

いずれも、建物としての強さはそのままに、設計の自由度があることが特徴です。この自由度の高さによって、その土地に合わせた建物を建てることができ、オーナーのこだわりを実現できるようになっています。

1-4.住宅の性能（耐震、防音、断熱性）が高い

暮らしを守る住宅の性能が高いことも、シャーメゾンの大きな特徴です。以下に、いくつかの項目について具体的に紹介しましょう。

1-4-1.耐震性

積水ハウス独自の構法で建てられる物件は高い耐震性を誇り、住宅性能表示制度の最高等級である「耐震等級3」を標準化。震度７相当の地震にも耐えられる性能であることを、評価機関にも認定されています。
※耐震等級3は、地域や設計内容によって対応できない場合があります。

1-4-2.遮音性

シャーメゾンでは、積水ハウスの高遮音床システム「シャイド55」を標準採用しており、さらに、業界最高水準の遮音性能を誇るプレミアム仕様の「シャイド50」も用意されています。
※テラスタイプや一部商品には対応していません。

賃貸住宅では近隣の生活音が気になるという評判が多く聞かれますが、シャイド55の使用時には、上階からの床衝撃音を一般的な鉄骨造の約1/2に低減。賃貸物件内での騒音トラブルが起こりにくい点は大きな特徴といえるでしょう。

1-4-3.断熱性

シャーメゾンは外壁のパネルや天井、床に断熱材が敷き詰められており、断熱性能が高いのが特徴です。断熱性能が高い住宅では、夏のエアコンや冬の暖房機器の効きがよくなり、心地よく過ごせる上、電気代も安くなります。

1-4-4.外壁の防火性・耐久性

シャーメゾンには、強い強度と耐久性、耐火性を兼ね備えた積水ハウスのオリジナル外壁を使用。また、外壁のひび割れを防ぐ特殊な工法を採用し、劣化スピードをゆるやかにしているため、長く資産となる賃貸住宅に向いています。

なお、実際には物件ごとに仕様や設備は異なるため、気になる方は以下のボタンより問い合わせてみるのがおすすめです。

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1-5.入居率が高い

シャーメゾンは高い入居率も特徴で、2022年1月現在で入居率は97.9％となっています。全国のシャーメゾンショップにて入居者の客付けが行われることもその要因といえますが、以下のような要因もあり、一般に認知度が高く、埋まりやすい傾向があります。

• デザイン性や防音性の高さから評判が良い
• ブランド力のある賃貸物件のためリピーターがいる
• 評判が良いため不動産会社も積極的に客付けを行う

賃貸経営において、空室をなくし安定した入居率を保つことは非常に大切です。空室率が高ければ返済計画や修繕計画にも影響を与え、賃貸経営は悪循環に陥ってしまいます。そのため、空室リスクを軽減できることは経営にとって大きなプラスとなるのです。

1-6.サポート体制が手厚い

シャーメゾンは、賃貸経営のサポート体制が手厚いのもメリットです。グループ会社である積水ハウス不動産各社と一体となり、入居者募集から、一括借上、建物の維持管理までのサポートが受けられます。

一括借上のメリットは、一棟すべてを管理会社に管理してもらえて手間がかからないこと、また、家賃保証もあるため、空室リスクを低減できることです。手間をかけず安定した賃貸経営をしたい方には、充実したサポート体制は魅力といえるでしょう。

2.シャーメゾンの賃貸経営で押さえたい注意点

ここまでシャーメゾンの賃貸経営のメリットをご紹介しましたが、この章では、シャーメゾンの賃貸経営で押さえておきたい懸念点、注意点をご紹介します。

2-1.建築費用・維持費用はともに高め

住宅の機能性の高さ、一般にも認知されたブランド力はシャーメゾンの大きな魅力ですが、その分、初期費用が高額になりがちであることには注意が必要です。

大手メーカーに共通して言えることですが、他の賃貸物件と比較すると、シャーメゾンは初期費用が高い傾向にあり、なるべく初期費用を抑えたいという方には向かない可能性があります。ご自身の自己資金と、予算をあわせて慎重に判断しましょう。

2-2.支店や担当者にバラつきがある

積水ハウスは全国に支店がある大手企業です。大手企業では営業担当者や現場監督の質を保つべく教育体制を整えているケースが多いですが、どうしても相性などの問題もあり、満足度には差が出てきます。

また、全国に支店があるものの、エリアによっては別の企業の方が高い実績を持つケースも存在するでしょう。

もし対応力や提案力に満足ができない場合には、担当者変更をお願いする、他の建築会社からも見積もりを取るなど、比較検討ができるように動くのがおすすめです。比較することによって、どの提案と担当者が合っているか判断しやすくなるからです。

2-3.一括借り上げはメリットばかりではない

シャーメゾンでは、積水ハウス不動産各社による一括借上システムを利用して空室リスクをヘッジした土地活用を提案しています。家賃保証もあるため、空室リスクを低減しながら安定した賃貸経営ができるのがメリットですが、一括借り上げはメリットだけではありません。

一般的に、一括借り上げによる家賃保証はずっと変わらないものではなく、2年ごとに家賃の見直しがあります。見直しといっても、具体的には減額請求となることがほとんどで、将来にわたっての安心が保証されているわけではないことに注意が必要です。

また、新築時は大きなメンテナンス料金はかかりませんが、10年、20年と経過していくにつれて、修繕にもお金がかかるようになります。こうした修繕・メンテナンスにかかる料金についてもメーカー主導となるためオーナー自身でコントロールすることは難しく、オーナーの収入に直結してくることは押さえておきましょう。

3.シャーメゾンはこんなオーナーに向いている

賃貸経営のパートナーを選ぶ際は、メリット・懸念点どちらも踏まえて、ご自身に向いているかどうかを判断することが大切です。この章では、シャーメゾンが向いているオーナーの特徴についてご紹介します。

3-1.すでに土地を持っている・自己資金を用意できる

すでにご紹介したように、シャーメゾンで賃貸経営をする際の初期費用は、他のメーカーのものと比較すると高くなるケースが多いです。

そのため、すでに土地を持っている、もしくはしっかりと自己資金を用意できるオーナーに向いています。賃貸経営を始める際、オーナーは自己資金ですべて賄わずにローンを組むことがほとんどですが、安全に経営するために用意すべき自己資金は、初期費用の3割程度が目安です。

フルローンを組むことが可能でも、後々破綻しないように慎重に判断しましょう。

3-2.長期で安定した土地活用を行いたい

シャーメゾンは建物の性能が高く、個人の資産として長く保有していく、代々受け継いでいくという考え方で土地活用に取り組む人に向いています。

一方で、10年～15ほどの短期的な投資手段としては、ややスペックが高すぎるという面があるかもしれません。比較的短期での土地活用を考えるなら、もう少し初期費用を抑える方向で考えるのも一つの方法と言えるでしょう。

3-3.建物の外観・間取り・設備にもこだわりたい

シャーメゾンの賃貸住宅は、独自の構法を使った自由度の高さが特徴です。複数階にわたる通し柱が必要なく、窓や開口部の設置場所に自由度があり、階ごとに違った間取りにすることも可能です。また、室内の設備も標準でグレードの高いものが多く、全体的に高級感が感じられる物件となっていることが特徴です。

室内の仕様・設備なども、シャーメゾンならではラインナップから選ぶシステムとなっており、高級感のあるものが使われています。特に水回りは、ワンサイズ大きな浴室、温水洗浄便座付きトイレ、浴室乾燥機、追い炊き機能など、分譲マンションレベルの仕様が多い傾向にあります。

建物の外観から間取り、設備などこだわりを持って建築したい方には、シャーメゾンが向いているといえるでしょう。

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4.シャーメゾン賃貸の検討はHOME4Uオーナーズで

シャーメゾンは大手ハウスメーカーの積水ハウスのブランドで、その提案力には定評があります。もしシャーメゾンを検討するなら、まず想定している土地ではどんなプランになるのか、問い合わせをしてみるのがおすすめです。

また、建築プランを提案してもらう際には、なるべく、同じ時期に同じ条件で複数社から見積もりを取るのが鉄則です。そうすることで、正確に条件の比較ができ、どのハウスメーカーが合うのか分かりやすくなるでしょう。

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