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お悩みQ&A
アパート建築中にクレームがきた
- 2025.06.25
- アパート・マンション建築
- Q&A

トクさんさん
アパートを建築中です。隣の家の人から、なんでここにアパートを建てるんだというようなクレームの手紙がきました。
着工前に、ハウスメーカーとともに挨拶にも行ったのですが、その時は、わかりましたと言ってくれていました。
まだ手紙がきただけですが、この先ヒートアップするかもしれず、どうしようか困っています。
(埼玉家/60代/男性)
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福井 優太さん
隣地の方が具体的に何に対して不満を感じているかで、対応が変わってくると思います。
日当たりの場合、建物自体の建築計画を変更するのは難しいと思いますので、植栽などの外構工事で解決できる部分がないか検討する。
工事中の振動や騒音が理由の場合、ハウスメーカーに状況を共有し、可能な限り配慮してもらいつつ施工してもらう。
単なる言いがかりの場合、法令を遵守したうえで建築していれば周囲の同意は法的に必須ではないため、やり取りの記録を取り、紛争に発展した場合の証拠を集めておく。などの対応が考えられます。
相手の意見を聞く姿勢を見せつつ、できないことはできないと主張することも必要だと思います。
日当たりの場合、建物自体の建築計画を変更するのは難しいと思いますので、植栽などの外構工事で解決できる部分がないか検討する。
工事中の振動や騒音が理由の場合、ハウスメーカーに状況を共有し、可能な限り配慮してもらいつつ施工してもらう。
単なる言いがかりの場合、法令を遵守したうえで建築していれば周囲の同意は法的に必須ではないため、やり取りの記録を取り、紛争に発展した場合の証拠を集めておく。などの対応が考えられます。
相手の意見を聞く姿勢を見せつつ、できないことはできないと主張することも必要だと思います。
回答者
福井 優太さんプロフィール
前職で1棟での収益不動産の売買を経験。中古物件の買取再販(買取、修繕、保有、入居改善、販売)のほかに、新築賃貸マンション開発(土地仕入、プラン検証、賃料査定、入居付け、販売)などいろいろ経験したことをもとに、今はオーナーさん向けに賃貸経営の勉強会やコンサルティングを行っています。オーナーさんのお役に立てたら幸いです。

木﨑 海洋さん
適法な建築だと思いますので、そこは堂々とした気持ちと態度でいていいと思います。
しかし「法的に問題ない!」と強く突っぱねたり敵対心を持つことはいいことではありません。
ご近所とうまくやっていく対応・対策も必要です。
ご近所付き合いや地域での協力・共生も日本では重視されることですし、入居者は長く住むのでご近所との良好な関係でいることも大切です。
入居者が気持ちよく生活できるようにするためにもうまく解決をしておきたいですね。
加えて、建てた後も外壁修繕のため足場を組むなどメンテナンスのためにご近所のご協力を得なければいけないケースもあります。
双方で敵対心を持つより「お互い様」の関係構築が双方にとっていいものです。(隣人もあまり理不尽なクレームを言っていると、修繕や境界確定の際、協力を得られなくなるので自身が困ることになります。通常ではそこまで考えて行き過ぎたクレームまで発展しないのですが…)
よく、日照や環境の変化を理由に建設反対をされることもあります。
しかし、そのようなケースでも建築が完成するとあきらめて何も言わなくなります。そもそも違反建築物ではありませんので、必要以上にクレームや嫌がらせをしたら逆に訴えられてしまうので。
とある町で「富士山が見えなくなる」という理由で反対活動が起き建物を取り壊した事案がありました。総合的な判断の中に「入居する方が気持ちよく生活できない」ことも考慮した結果であったようです。
しかし「法的に問題ない!」と強く突っぱねたり敵対心を持つことはいいことではありません。
ご近所とうまくやっていく対応・対策も必要です。
ご近所付き合いや地域での協力・共生も日本では重視されることですし、入居者は長く住むのでご近所との良好な関係でいることも大切です。
入居者が気持ちよく生活できるようにするためにもうまく解決をしておきたいですね。
加えて、建てた後も外壁修繕のため足場を組むなどメンテナンスのためにご近所のご協力を得なければいけないケースもあります。
双方で敵対心を持つより「お互い様」の関係構築が双方にとっていいものです。(隣人もあまり理不尽なクレームを言っていると、修繕や境界確定の際、協力を得られなくなるので自身が困ることになります。通常ではそこまで考えて行き過ぎたクレームまで発展しないのですが…)
よく、日照や環境の変化を理由に建設反対をされることもあります。
しかし、そのようなケースでも建築が完成するとあきらめて何も言わなくなります。そもそも違反建築物ではありませんので、必要以上にクレームや嫌がらせをしたら逆に訴えられてしまうので。
とある町で「富士山が見えなくなる」という理由で反対活動が起き建物を取り壊した事案がありました。総合的な判断の中に「入居する方が気持ちよく生活できない」ことも考慮した結果であったようです。
回答者
木﨑 海洋さんプロフィール
相続専門の行政書士と不動産取引・FP業務を行う。
同時に「こころ亭久茶」として「落語で学ぶ相続と不動産」などセミナー講師をする。
落語形式の講演は珍しく、難しい話を笑いながら学習できると評判となり全国で年間140回の講演をする。
著作物に、「家の光(農協グループ月刊誌)タイトル:こころ亭久茶の相続&マネー高座」「全国商工会議所:資金繰りは企業の生命線」がある。そのほか、新聞や雑誌のコラムも手掛ける。
同時に「こころ亭久茶」として「落語で学ぶ相続と不動産」などセミナー講師をする。
落語形式の講演は珍しく、難しい話を笑いながら学習できると評判となり全国で年間140回の講演をする。
著作物に、「家の光(農協グループ月刊誌)タイトル:こころ亭久茶の相続&マネー高座」「全国商工会議所:資金繰りは企業の生命線」がある。そのほか、新聞や雑誌のコラムも手掛ける。
※回答内容は、すべてのケースに該当するものではありません。
より詳細な回答を求められる場合は、個別で専門家に相談することをお勧めいたします。
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