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お悩みQ&A
退去してもらえず困っています
- 2025.06.26
- 立ち退き
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- 管理会社

匿名さん
管理会社に委託している大家です。問題のある賃借人に2年契約で満期になったので退去依頼したら裁判するとごねられました。
管理会社も交渉してくれましたが、立ち退き料が発生すると言われ諦めて現在も貸しています。
近隣住民とトラブルを起こすので、なんとか退去してもらいたいのですが、どうしたら?
(北海道/60代/女性)
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木﨑 海洋さん
普通借家契約(定期借家ではない)と思われるので、満期を理由に退去請求は困難と思われます。
その「問題」を理由に退去を求めることになると思います。
「問題」も信頼関係が破壊される程度でないと契約解除は難しくなります。
「信頼関係の破壊」もケースにより判断されるので弁護士さんなど専門家に相談するといいでしょう。
それでも解決まで長期間となることもあります。
すぐにできることは記録を取っておくことです。(過去のことも思い出してできるだけ詳細に)。
日時、当事者、問題の事象などを詳細に記録(写真や動画も)しておきましょう。
交渉時や契約解除の手続きをする際に役立つことがあります。
当事者が作成する記録ですので客観的な効果は薄いですが、記録があるのとないのでは大きな違いが出ることもあります。
交渉時や裁判所で「口頭で感情に任せ自分有利の曖昧な話をする」ことと「十数ページにもわたる詳細な記録・写真を提出する」のでは大きな違いだと思いませんか。
その「問題」を理由に退去を求めることになると思います。
「問題」も信頼関係が破壊される程度でないと契約解除は難しくなります。
「信頼関係の破壊」もケースにより判断されるので弁護士さんなど専門家に相談するといいでしょう。
それでも解決まで長期間となることもあります。
すぐにできることは記録を取っておくことです。(過去のことも思い出してできるだけ詳細に)。
日時、当事者、問題の事象などを詳細に記録(写真や動画も)しておきましょう。
交渉時や契約解除の手続きをする際に役立つことがあります。
当事者が作成する記録ですので客観的な効果は薄いですが、記録があるのとないのでは大きな違いが出ることもあります。
交渉時や裁判所で「口頭で感情に任せ自分有利の曖昧な話をする」ことと「十数ページにもわたる詳細な記録・写真を提出する」のでは大きな違いだと思いませんか。
回答者
木﨑 海洋さんプロフィール
相続専門の行政書士と不動産取引・FP業務を行う。
同時に「こころ亭久茶」として「落語で学ぶ相続と不動産」などセミナー講師をする。
落語形式の講演は珍しく、難しい話を笑いながら学習できると評判となり全国で年間140回の講演をする。
著作物に、「家の光(農協グループ月刊誌)タイトル:こころ亭久茶の相続&マネー高座」「全国商工会議所:資金繰りは企業の生命線」がある。そのほか、新聞や雑誌のコラムも手掛ける。
同時に「こころ亭久茶」として「落語で学ぶ相続と不動産」などセミナー講師をする。
落語形式の講演は珍しく、難しい話を笑いながら学習できると評判となり全国で年間140回の講演をする。
著作物に、「家の光(農協グループ月刊誌)タイトル:こころ亭久茶の相続&マネー高座」「全国商工会議所:資金繰りは企業の生命線」がある。そのほか、新聞や雑誌のコラムも手掛ける。

藤井 健太郎さん
普通の賃貸借契約の場合、借主が非常に強く保護されています。
貸主からの更新拒絶や解約には「正当事由」が必要とされ、それが認められない場合は立ち退き料の支払いによって正当事由を補完するよう求められることが少なくありません。
近隣トラブルを起こす入居者に対しては、正当事由が認められる可能性もありますので、いつ、どのようなトラブルが、どの程度発生しているのかを具体的に記録しましょう。
(例:〇月〇日午前中、犬の無駄吠えが30分続いた。〇月〇日夜、近隣住民と口論になり警察沙汰になった。〇月〇日、ゴミ出しルール違反の投棄があった。)
ご自身で対応が難しい場合や、管理会社が及び腰になっている場合は、弁護士などの専門家に相談することが最も有効です。
貸主からの更新拒絶や解約には「正当事由」が必要とされ、それが認められない場合は立ち退き料の支払いによって正当事由を補完するよう求められることが少なくありません。
近隣トラブルを起こす入居者に対しては、正当事由が認められる可能性もありますので、いつ、どのようなトラブルが、どの程度発生しているのかを具体的に記録しましょう。
(例:〇月〇日午前中、犬の無駄吠えが30分続いた。〇月〇日夜、近隣住民と口論になり警察沙汰になった。〇月〇日、ゴミ出しルール違反の投棄があった。)
ご自身で対応が難しい場合や、管理会社が及び腰になっている場合は、弁護士などの専門家に相談することが最も有効です。
回答者
藤井 健太郎さんプロフィール
祖父母の代から続く三代目大家。
200戸の物件を自主管理し、原状回復やリフォームも自ら手がけてきました。新築から築古、単身からファミリー向けまで幅広い物件を運営する中で、夜逃げ、孤独死、火災、訴訟、デッドクロス、資金ショートなど、数々の困難を経験。
これらの経験から賃貸業の厳しさを痛感し、物件分析、市場分析、月次・年次分析を取り入れた経営に転換。
キャッシュフローを改善させ、現在は自身の経験を活かし、不動産管理やコンサルティングを通じて大家さんの支援を行っています。
200戸の物件を自主管理し、原状回復やリフォームも自ら手がけてきました。新築から築古、単身からファミリー向けまで幅広い物件を運営する中で、夜逃げ、孤独死、火災、訴訟、デッドクロス、資金ショートなど、数々の困難を経験。
これらの経験から賃貸業の厳しさを痛感し、物件分析、市場分析、月次・年次分析を取り入れた経営に転換。
キャッシュフローを改善させ、現在は自身の経験を活かし、不動産管理やコンサルティングを通じて大家さんの支援を行っています。
※回答内容は、すべてのケースに該当するものではありません。
より詳細な回答を求められる場合は、個別で専門家に相談することをお勧めいたします。