更新日
2025.03.28
カテゴリ
賃貸経営
タグ
経営ノウハウ

【基礎から解説】儲かるアパート経営の「間取り・設備」の決め方

アパート経営を行う際に重要なのが間取りの選び方です。
また、入居者に人気の設備も用意すると、魅力的な物件として集客につながるでしょう。

本記事では、アパート経営で儲かるための間取りの決め方や、入居者が求めるアパートの人気設備についてご紹介します。

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アパート経営を行う際に重要なのが間取りの選び方です。
また、入居者に人気の設備も用意すると、魅力的な物件として集客につながるでしょう。

本記事では、アパート経営で儲かるための間取りの決め方や、入居者が求めるアパートの人気設備についてご紹介します。

この記事のポイント まとめ
アパート経営で儲かるための間取りの決め方
  • ターゲット層に合わせた間取りを選ぶ
  • 間取りはアパートを建てる土地の立地特性で決める

詳しくは1. アパート経営で儲かるための間取りの決め方にて解説しています。

入居者が求めるアパートの人気設備
  • インターネット設備や宅配ボックスが人気
  • 追い焚き機能や浴室乾燥機などの浴室のグレードアップも効果的

詳しくは2.入居者が求めるアパートの人気設備にて解説しています。

アパート間取りの基本用語
  • 賃貸物件の間取り図では単語の頭文字が使用される
  • 部屋数と用途は「1K」など、数字とアルファベットを組み合わせて表記

詳しくは3 .【補足】アパート間取りの基本用語にて解説しています。

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1. アパート経営で儲かるための間取りの決め方

儲かるアパート経営を実現するためには、間取りをターゲット層の属性に合わせ、所有する土地の立地特性を活かすことが重要です。

1-1.ターゲットの属性に合わせて決める

ターゲットによって求められる間取りは異なり、具体的には以下のような例が適しています。

ターゲット層 適している間取り例
単身者・大学生
  • 1ルーム(1R)
  • 1K(居室とキッチンが分かれているため、自炊をよくする人に向いている)
カップル、DINKs
  • 1DK、1LDK
  • 2DK、2LDK
  • バス・トイレは独立タイプ
ファミリー
  • 2LDK以上
  • 3LDK(子どもが大きい場合)

単身者には1ルームや1Kの間取りが適しています。
近年は一人暮らしでもある程度広い部屋を求める人が多いため、1ルームでも25平米以上の物件が人気です。

自炊をよくする人は、居室とキッチンが分かれている1Kを選ぶ傾向があります。ドアを閉めれば調理中の臭いが居室に広がらないためです。

カップルやDINKsなどの二人暮らしの場合は1DKや1LDKでも十分ですが、プライベートな空間が欲しい場合は、2DKまたは2LDKが選ばれます。
また、バス・トイレ独立タイプを選択するケースも多く見受けられます。

ファミリーの場合は居住人数が多いため、少なくとも2LDKは必要です。
子どもが成長して個室を用意する時期であれば、3LDK以上あるとゆったりと暮らせます。

1-2.立地特性で決める

アパートを建てる土地の立地特性で決めることもポイントです。
立地特性とは、地形や周辺環境・交通状況などを含めた地域の特徴のことで、その土地の特性を活かせるタイプのアパートを建てると儲かる可能性が高まります。

間取り 適した立地例
1ルーム・1K
  • 駅が近い
  • 大学やオフィス街が近い
1LDK〜2LDK
  • 駅から徒歩15分以内
  • 公共交通機関が充実している
3LDK以上
  • 郊外の住宅地
  • 学校や公園が充実している地域

1ルーム・1Kなど間取りは、単身者や大学生などがターゲット層となるため、駅からアクセスしやすいことが重要です。また、大学やオフィス街から近い立地にあると、一定の需要を見込みやすいといえます。

1LDK〜2LDKは単身者やカップルなどが選びやすい間取りです。駅から徒歩15分以内など、最寄駅から徒歩圏内の立地は通勤に便利なため、この間取りに向いています。

郊外の住宅地や学校や公園が充実している地域は、ファミリーに向いている立地です。3LDK以上の間取りならばゆったりと暮らせるため、安定した入居率を期待できます。

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1-3.周辺地域の物件と差別化をはかる

数多くある賃貸アパートの中から選ばれるには、周辺地域の物件と差別化をはかることも欠かせません。

競合物件の情報をピックアップして、入居者の満足度が高まるような設備や間取りなどを導入しましょう。
例えば、近年ではインターネット回線や宅配ボックスなどが人気のある設備です。

玄関ドアを木目調に変えるなど、デザイン性を高めると高級感が増すため、質の良い入居者の確保にもつながります。

また、スマートロックを導入してセキュリティ性を上げる、別途契約でトランクルームを利用できるなど、そのアパートならではの独自性を打ち出していくとよいでしょう。

1-4.人気の間取りを取り入れて決める

入居者に人気のある間取りを取り入れると、入居率アップを期待できます。
例えば、以下のような条件を満たす間取りです。

  • 生活しやすい動線
  • 十分な収納スペース
  • トイレとバスルームを分離
  • テレワーク対応

動線が家事や日常生活に便利な物件は、ストレスなく暮らせるため、入居率が高まります。例えば、玄関からキッチンまでの距離が短いと、購入した食材を手早く収納できるので便利です。

収納スペースが充実している間取りも人気があるため、クローゼットやロフトを設置するとよいでしょう。

また、不動産情報ポータルサイトにおいて「こだわり条件」として選択されやすいのが、「トイレ・バスルーム別」の物件です。2つが分離されていないと、来客時に不便を感じることがあるためです。

さらに、リモートワークが普及した近年注目されているのが、テレワーク対応の物件です。
インターネット環境が整備されている物件が数多く提供されるようになってきていることからも、需要の高まりが見て取れます。

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2.入居者が求めるアパートの人気設備

入居者に人気のある設備を優先的にそろえておくと、入居率が上がる可能性があります。
ここでは、入居者が求めるアパートの人気設備についてご紹介します。

入居者が求めるアパートの人気設備

2-1.インターネット設備を整える

近年は自宅でリモートワークをする人が増えたこともあり、インターネット設備が整備されている物件が人気です。

ただ、インターネットが無料というだけでは、やや弱いといえます。
快適に作業を行うには有料であったとしても高速のインターネット回線が必要です。なお、入居者に人気の設備ランキングでも高速インターネットが上位に入っています。

2-2.宅配ボックスを設置する

宅配ボックスも人気のある設備です。
近年は共働き世帯が多いこともあり、日中は留守のご家庭も多く見受けられます。
宅配ボックスが設置されていれば、荷物の再配達依頼の手間を省ける点が大きく評価されているのです。

同時に、宅配ボックスの設置は、ドライバー不足などによる物流の停滞問題の解決に寄与できる方法ともいえます。

2-3.追い焚き機能や浴室乾燥機を設置する

浴室の設備をグレードアップすることでも、入居者の確保を目指せます。
特にファミリー層は家族それぞれが違う時間帯に入浴することがあるため、浴槽のお湯を温め直せる「追い焚き機能」が人気です。

単身者向けでは、時間帯を問わず洗濯物を干せる「浴室乾燥機」が好まれます。

2-4.システムキッチンを設置する

ファミリー向けの物件で注目されるのが、システムキッチンです。
家族の人数が多いと料理をする機会も増えるため、ある程度の広さがあるシステムキッチンが好まれる傾向にあるのです。

システムキッチンはデザイン性や機能性が高いため、料理やお手入れがはかどります。

2-5.駐車場スペースを確保する

家族の人数が多い場合や立地が郊外の場合は自動車を所有するケースが多いため、ファミリー向けの物件では駐車場スペースを確保することも必要です。可能であれば、アパートと同じ敷地内に用意するとよいでしょう。

敷地が狭い場合は、近くに月極駐車場がないかを調べておきましょう。

2-6.防犯カメラを設置する

近年は物騒な事件も多いため、入居者からはセキュリティ性の高さも求められています。対策の一環として防犯カメラをアパートに設置する場合は、エントランスなどの共用スペースに取り付けるのが一般的です。

併せて「防犯カメラ作動中」と書かれたステッカーを貼ることで、犯罪抑制の効果も期待できます。

3 .【補足】アパート間取りの基本用語

賃貸物件の間取り図には単語の頭文字を取った略語が記載されています。
間取り図で使われる基本的な用語は以下のとおりです。

略語 間取り
K キッチン
DK ダイニングキッチン
LDK リビングダイニングキッチン
S/SR サービスルーム

(納戸)

UB ユニットバス
WC/T トイレ
CL クローゼット
WCL/WIC ウォークインクローゼット
SB シューズボックス
UT ユーティリティテラス

(キッチンなどの隣りに設置された半屋外スペース)

MB メーターボックス

(電気や水道、ガスなどのメーターが格納されている場所)

PS パイプスペース

(給水管や排水管が通っている場所)

R/冷 冷蔵庫置き場
W/洗 洗濯機置き場

部屋数と用途は、「1K」「1LDK」などのように数字とアルファベットを組み合わせて表記します。

アパートでよくある間取りはこちらです。

間取り 特徴
1ルーム(1R) 居室とキッチンの仕切りがない構成
1K(ワンケー) キッチンと居室の構成
1DK(ワンディーケー) 居室+ダイニング+キッチンの構成
1LDK(ワンエルディーケー) 居室+リビング+ダイニング+キッチンの構成

このように、間取りによって含まれている部屋数や種類が異なります。

4.満室になる間取り検討はプラン比較から

アパート経営において、間取りや設備は重要です。
生活しやすい間取りであり、便利な設備が備わった物件であれば、入居者の目には魅力的な住まいとして映るでしょう。

なお、間取りや建築プランを決める際は、所有する土地の立地特性を考慮する必要があります。

将来のアパート経営に向けて、間取りや建築プランなどを考えるにあたっては「HOME4U(ホームフォーユー) オーナーズ」のサービスをご活用ください。土地活用に強い企業や専門家にご相談いただけます。

複数の間取りや建築プラン、それによる収益予想を取り寄せられるため、土地の特徴を活かしたアパート経営計画を立てられます。

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