「儲かるマンション」を建築するコツと建築会社の選び方

1.「儲かるマンション」を建築するコツとは？

2.「儲かるマンション」にするコツ1：建築計画を比較検討する

2-1.自分のプランに合ったマンションの構造を選ぶ

儲かるマンションになる建築計画として「自分の資金や経営のプランに合ったマンション構造選び」は重要です。

マンションの初期費用を大きく占めているのは、主に建築費となりますが、構造や、工法によって大幅に変わってくるため、それぞれのメリットやデメリットを踏まえながら自分のプランに合ったものを選ぶことができると良いでしょう。

マンションの構造や工法について、詳しく比較したい方は以下の記事をご覧ください。

2-2.完成時期を引越シーズンに間に合わせる

儲かるマンションになる建築計画として「完成時期を引っ越しシーズンに間に合わせる」ことが挙げられます。

賃貸マンションで入居者希望がもっとも多い時期は2月、3月です。
この時期に完成ができるように逆算をして建築計画を立てることは、空室リスクを下げるために重要なポイントとなります。

新築物件の場合、この時期を逃すと長期にわたって多くの空き室を抱えてしまう状況も想定されます。
2月、3月の引っ越し需要が高いタイミングで入居者を募集できるように、建築会社と相談をしながらスケジュールを整えておきましょう。

2-3.賃貸用に使える面積が最大化できる建築を選ぶ

儲かるマンションになる建築計画として、「賃貸用に使える面積が最大化できる建築を選ぶ」ことが挙げられます。

賃貸用に使える面積が最大化できているのかは「容積率が消化されているか」を調べることで分かり、通常設計プランの中に記載されています。

容積率の消化率が100％に近いほど、賃貸面積の最大化により近づいているという意味になるため、設計プランを見る際には必ずチェックをして下さい。

3. 「儲かるマンション」にするコツ2：間取りを工夫する

3-1.単身者をターゲットにした間取りにする

一般的に賃貸マンションは単身者をターゲットとしたワンルームを間取りとすることが多いです。

マンション建築をする際にワンルームの間取りが選ばれる理由には、下記があげられます。

ただし、自治体によっては全戸ワンルームマンションの施工が条例で認められていない地域もあります。
そのような場合には、一部ファミリータイプの間取りを設ける必要があるので、自治体の条例も確認しながら建築計画を立てましょう。

3-2.南向きの戸数が多い間取りにする

各戸に設けるバルコニーの方角も、入居者にとっては重要な入居条件のポイントになります。
南向きは日当たりが良く、もっとも好まれるお部屋の条件です。
需要が高い順は、南向き、東向き、西向き、北向きです。

全て南向きの部屋で設計できれば良いのですが、立地条件などもあり建設が難しいケースもあることでしょう。
その場合、東や西向き、北向きの住戸建築も考えてみることをオススメします。

4. 「儲かるマンション」にするコツ3：設備・仕様を工夫する

4-1.デザイン性に優れたマンションにする

20代・30代を中心に建築家やデザイナーがコンセプトを決めてデザインや設計をした「デザイナーズマンション」は人気が高い物件です。

デザイン性が高いと言っても、長く住むことを考慮して斬新過ぎず、センスが良いと思えるものを選びましょう。
ハウスメーカーまたは設計会社からの提案書を受け取ったら、イメージパースも参考にしながらデザインを比較することをオススメします。

4-2.エレベーターの設置はその後のコストを踏まえて決める

エレベーターは便利な設備で、設置することで入居者の満足度を高める要素になります。
一方で維持するために定期的な保守点検費用がかかり、入れ替え時には大規模な修繕費用が発生する設備でもあります。
そのため維持費・メンテナンス費も見込んだうえで設置することを検討しましょう。

入居予定戸数とエレベーターの維持費用を比較検討することをオススメします。

4-3.セキュリティ機能を充実させる

核家族化が進んでいる近年オートロックや防犯カメラの設置が人気物件の条件の1つとして挙げられます。

例えばワンルームマンション入居者は、一般的に単身者の入居が想定されるため仕事の時間である日中は不在であることが考えられます。
そうした入居者の生活状況を踏まえると充実したセキュリティが整っているマンションは、より安心感があるため魅力的です。

もしオートロックが無いマンションにする場合は、集合出入口に門扉を設けたり、防犯カメラを設置したりするなどの対策をオススメします。

4-4.バイク置き場を設置する

駐車場や自転車置き場があると便利ですが、単身者向けワンルームマンションを選んだ場合は「バイク置き場の設置」をオススメします。

単身者の移動手段としてバイクの利用は多く、ニーズが高いからです。
バイク置き場は、マンションを建設した後に確保するのは大変難しいため建築計画の段階で、スペースを確保しておきましょう。

4-5.エアコン・温水便座を設置する

エアコンと温水便座はぜひ設置したい設備です。
多くのマンションではエアコン・温水便座は、当然の設備品です。

ただこれらの設備品はマンションオーナーの持ち物となりますので、故障やメンテナンスの際にはオーナーが費用を負担しなければいけません。
毎月の管理費の数％を設備修繕費用にあてるなど、事前に資金準備をしておきましょう。

4.「儲かるマンション」にする建築会社の選び方