大阪でマンションの建築を考えるなら大手マンション建設会社(デベロッパー)に相談するのがおすすめです。
本記事では
- 大阪でおすすめの大手マンション建築会社10社
- 大阪がマンション経営に向いている理由
を紹介しています。
大阪でマンション建築を検討している方におすすめしたい建築会社は以下のとおりです。
- 旭化成ホームズ
- 木下工務店
- クラスト
- 住友不動産
- 積水ハウス
- 大東建託
- 東建コーポレーション
- パナソニックホームズ
- ミサワホーム
- 大和財託
大阪がマンション経営に向いている理由は以下のとおりです。
- 大阪のワンルーム規制は東京ほど厳しくない
- 大阪にはファミリー向け住戸の設置義務がない
建築後のマンション経営については、下記の記事でくわしく解説しています。
1.大阪でおすすめの大手マンション建築会社10社
まず、大阪でおすすめの大手マンション建築会社10社について解説します。
企業名 | 代表的なブランド・ 建築プラン |
構造・工法 | こういう人に おすすめ |
保証 |
---|---|---|---|---|
旭化成ホームズ | アトラス |
|
すべての世代に自立した暮らしを提供したい人 | 住宅設備 10年保証 |
木下工務店 | プレール・ドゥーク |
|
洗練されたデザインのマンションを建築したい人 | 初期保証10年 |
クラスト | スペース・ワン |
|
ローコストで高品質なマンションを手に入れたい人 | 初期保証10年 |
住友不動産 | シティハウス |
|
高い収納性に魅力を感じる人 | 初期保証10年 |
積水ハウス | グランドメゾン |
|
住人の視点に立ったマンションに魅力を感じる人 | 初期30年保証 |
大東建託 | DK SELECT |
|
「賃貸経営受託システム」に魅力を感じる人 | 自動散水設備の導入で 植栽した草木の5年保証制度あり |
東建コーポレーション | シェルルシリーズ |
|
独自の不動産賃貸仲介ネットワークに魅力を感じる人 | 10年 |
パナソニックホームズ | パークナード |
|
耐震性の高さに魅力を感じる人 | 初期保証35年 |
ミサワホーム | アルビオ・ガーデン LUMISIA |
|
国から「長期優良住宅認定」を受けたマンションを建築したい人 | 建物の用途、保証項目によって異なる (2~35年) |
大和財託 | シエーナ・シリーズ |
|
マンション建築から賃貸管理まですべてまかせたい人 |
|
1-1.旭化成ホームズ
旭化成ホームズは、ヘーベルハウスシリーズを中心にリフォーム事業や不動産関連事業を展開する建築会社です。
同社は、人の加齢に対応する独自のシステム「AICS」を開発し、マンション建築にも生かしています。
加齢配慮設計システム「AICS」は住人が高齢になったときに備えて、マンション新築時に手すり設置の準備をしたり、将来の介護室の準備をしたりしておくものです。
旭化成ホームズのマンションブランドである「アトラス」も、「AICS」に対応しています。
アトラス
- 耐久性と防災対策に優れたマンションで、事前防災・減災に関する賞である「ジャパン・レジリエンス・アワード」を受賞
- 構造は「プレストレスト鉄筋コンクリート造」
- 工法は自社工場でコンクリート板を用意して現場で組み立てる「PC工法」
アトラスは、AICSを活用すれば加齢による身体機能の衰えに備えられます。
そのため、両親との同居を考えている人や「そろそろ子供が自立するな」という年齢の人に住んで欲しいブランドです。
1-2.木下工務店
木下工務店は68年の経験と同社が抱えるベテラン職人「家づくりマイスター」の技術を活かし、完全自由設計の高性能な注文住宅とマンションを提供しています。
プレール・ドゥーク
- 「都会の中で心地よく自由で開放的な自分らしい暮らし」がコンセプト
- 駅から10分圏内の立地が多く、入居率も非常に高い高級デザイナーズマンション(2022年2月時点の入居率は98.49%)
- 構造は「鉄筋コンクリート造」
- 耐震と制振技術を融合させた「DUOフレーム工法」を採用
洗練されたデザインと安全性を両立させたマンションを望む人におすすめのブランドです。
1-3.クラスト
クラストは創業以来40年以上、マンション建築と賃貸経営のサポートをしてきたデベロッパーです。
大阪・首都圏・東海を中心に地域密着型をつらぬき、常にオーナー目線での建築・管理を行っています。
特になし
- 狭小地にも対応できる建築プラン「スペース・ワン」などを用意してさまざまなニーズに対応
- 遮音性や断熱性に優れて住み心地も良く、万が一の災害時にも高い耐久性が期待できる「RC工法」がスタンダード
- 設計を自社で行って主要部分を規格化することでコストの軽減に成功し、ローコスト&ハイクオリティのマンション建築を実現
マンション管理では独自の無料管理システムを採用しているので、無料で建築後の管理をまかせることが可能です。
クラストは、低中層のマンションを低コストで建て、管理も全部まかせたい人におすすめできるブランドです。
1-4.住友不動産
住友不動産は1949年に設立された不動産会社で、全国で都市開発から高級マンション建築まで幅広く事業を展開しています。
シティハウス
- 間取りやインテリアの色を自由に選べる「カスタムオーダーマンション」というサービスを提供
- 駅近の立地、さまざまな施設・拠点へのアクセス、マンション周辺の商業施設の充実度など、入居者に提供する利便性にこだわっている
- 柱の強度を高める「溶接閉鎖型帯筋」
- 壁の鉄筋を二重にして耐震性を高める「ダブル配筋」
ウォークインクローゼットや納戸、トール型下足入れなど収納力の高さもシティハウスの魅力です。
これらの特徴から、間取りやデザインにこだわりがあり、収納スペースの多さを重視する人に選んで欲しいブランドと言えます。
1-5.積水ハウス
積水ハウスは、250万戸以上の新築戸建てを設計してきた実績のある世界的なハウスメーカーで、「グランドメゾン」というマンションブランドを展開しています。
グランドメゾン
- ブランドのコンセプトは「住む人たちのライフスタイルを集める『住宅集合』」
- 駅近という景観が煩雑になりやすい立地が多い
- 周辺環境との調和を保つよう工夫されている
- 間取りの変更がやりやすい「二重天井構造」
- 建物の安定化を図るために柱直下にコンクリート杭を16本打ち込む手法
グランドメゾンは、「ライフスタイルを集める」というコンセプトどおり、自分のライフスタイルにこだわりたい人に選んで欲しいブランドです。
1-6.大東建託
大東建託は土地活用を検討している人に、賃貸事業の企画立案から設計・施工、入居者募集、管理・運営などをすべて引き受ける「賃貸経営受託システム」を提供しています。
大東建託のマンションブランド「DK SELECT」でマンションを建て、そのマンションを一括で借り上げてもらって賃貸経営を行います。
通常の管理はもちろん、賃貸経営で起こるトラブルの対処もまかせることが可能です。
DK SELECT
- 多彩な外観とシンプルな間取りの「KLEUR」や大東建託と著名な建築家がコラボレートする「COLLABO」など、ニーズに合わせて建築プランを選べる
- マンション建築後の入居率も高め
- 地震や台風に強い「2×4工法」
- 高い断熱・耐震・遮音性を持つ「CLT工法」
DK SELECTは、「マンション経営をやってみたいがノウハウがなく自信がない」という人に検討してほしいブランドです。
1-7.東建コーポレーション
東建コーポレーションも大東建託と同様に、土地活用を検討している人に賃貸事業の企画立案から建築、入居者募集、管理・運営などを提案します。
入居募集や賃貸管理などは、独自の不動産賃貸仲介ネットワークである「ホームメイト」が行います。
シェルルシリーズ
- 住宅性能表示制度で最高の「劣化対策等級3級」を取得しており、外観のカラーやバリエーションが豊富
- 建築後の空室リスクを軽減するために事業審査・プランニング・コンサルティング・エリアマーケティングの4つの視点で事業内容を審査
- 構造は「高耐震鉄骨造」
- 「アウトウォール工法」による耐震性強化を採用
シェルルシリーズはホームメイトで入居者を募集してくれるので、集客力の高い建築会社を利用したい人におすすめです。
1-8.パナソニックホームズ
パナソニックホームズは、戸建て住宅販売や新築、リフォームなどを請け負う不動産会社で、代表的なマンションブランドに「パークナード」があります。
パークナード
- 太陽光発電や節水便器といった、パナソニックの技術を活用した先端住宅設備を備えているのが特徴
- 1階では専用の庭とテラスを利用でき、「人の往来が多くて落ち着かない」という1階に住む時のデメリットを軽減
- 実験によって耐震性に優れると実証された「制震鉄骨軸組構造(HS構法)」を採用
- 結合部では「ジョイントブロック」で建物の強度を高めている
先端の住宅設備や優れた耐震性に魅力を感じる人におすすめのマンションブランドです。
1-9.ミサワホーム
ミサワホームは34年連続でグッドデザイン賞を獲得している建築会社です。
アルビオ・ガーデン
- 北海道札幌市にある「アルビオ・ガーデン南郷通」で長期優良住宅に認定を受けている
- 鉄筋を二重に組む「ダブル配筋」で壁の耐久性を高めている
- 「二重天井」を採用することで遮音性を高めている
長期優良住宅に認定されると、住宅ローン控除や不動産取得税などの税制面で優遇されます。
長期優良住宅は耐震性やバリアフリー性などの9つの評価基準を満たすことで認定されます。
政府機関から「長期間安心して住める」とお墨付きをもらったと言えるので、質の高いマンションに長く住みたい人に選んで欲しいブランドです。
1-10.大和財託
大和財託は収益性の高い不動産投資と資産運用コンサルティングを行う建築会社で、代表的なマンションブランドに「シエーナ」シリーズがあります。
シエーナ
- 2019年~2020年のデータでは、平均入居率は99.17%
- 設計から建築、賃貸管理までを一貫して手掛けることで高い利益を生み出している
- 木造(パラッツォ)、鉄筋コンクリート造(グランデ)、鉄骨造(カーサ)といった3種類の構造でマンションを提供
- すべて「劣化対策等級3級」を取得
間に余計な業者を入れることなくすべてを1社にまかせることで、高収入を狙えるブランドと言えます。
2.大阪がマンション経営に向いている理由
この項目では、大阪がマンション経営に向いている理由について紹介します。
大阪がマンション経営に向いている理由は、主に以下の2つです。
- 大阪のワンルーム規制は東京ほど厳しくない
- 大阪にはファミリー向け住戸の設置義務がない
2-1.大阪のワンルーム規制は東京ほど厳しくない
ワンルームマンションの建築の際には、一部の自治体で設けられている規制に注意する必要があります。
「ワンルーム規制」と呼ばれるこの規制は、東京では条例で、大阪の大阪市などでは指導要綱として示されています。
それぞれの規制内容は以下のとおりです。
- 東京:専有面積が最低25㎡以上
- 大阪:専有面積が最低18 ㎡以上
参考:豊島区「23区における集合住宅条例等の比較(ワンルームマンション関連)一覧」
参考:大阪市「ワンルーム形式集合建築物指導要綱について」
東京でワンルームマンションを建てるには最低でも25㎡以上必要ですが、大阪では18 ㎡以上で済みます。
2-2.大阪にはファミリー向け住戸の設置義務がない
東京では、一定以上の戸数があるマンションに対して、ファミリータイプの部屋の設置を義務付けているところがあります。
一例を挙げると、「マンションの部屋数が15戸以上ある場合は、その1/3以上をファミリー向けの部屋にしなければならない」といった具合です。
ただ、大阪市などではこのような規定がありません。
そのため、大阪は東京よりもマンションを建築する際のハードルが低いと言えるでしょう。
建築会社はそれぞれ特徴があるため、複数社を比較検討して自分に合った相談先を見つけることが大切です。
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