本記事ではマンション建築を検討している方に向けて、建築費用の相場や基礎知識を解説しています。マンション建築費の相場推移や、費用の内訳についても解説しているため、参考にしてください。

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更新日
2024.05.09
カテゴリ
マンション経営

【基礎から解説】マンション建築費用の相場と基礎知識

【基礎から解説】マンション建築費用の相場と基礎知識

本記事ではマンション建築を検討している方に向けて、建築費用の相場や基礎知識を解説しています。
マンション建築費の相場推移や、費用の内訳についても解説しているため、参考にしてください。

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この記事のポイント まとめ
マンション建築費の相場推移

マンション建築費の相場は、材料価格の高騰などにより上昇傾向で推移しています。
2017年から2022年における建設費の推移を見ると、工事原価や建築費、設備費のいずれも高騰しています。

詳細は「1-1.マンション建築費は高騰傾向で推移している」にて解説しています。

マンション建築費を抑えるポイント

マンションの建築費を抑えるポイントは、以下のようなものがあります。

  • 設備を厳選する
  • 一戸の広さを40平米以上にする
  • 複数社に見積もりを依頼して比較検討する

詳細は「3.マンション建築費を抑えるポイント」にて解説しています。

高収益のマンションを建築するコツ

高収益のマンションを建築するコツには、以下のようなものがあります。

  • 家賃を相場相応に設定する
  • 人気の設備を導入する
  • 周辺環境に見合った間取りを設定する

詳細は「4.高収益のマンションを建築するコツ」にて解説しています。

1.マンション建築費の相場推移

マンション建築費の相場は、材料価格の高騰などにより上昇傾向で推移しています。
ここからは、マンション建築費用の推移や相場について解説します。

1-1.マンション建築費は上昇傾向で推移している

下図は、2017年から2022年における建設費推移をグラフにしたものです。

<図 2017年−2022年における建設費の推移>

参照:一般社団法人建築物調査会建設価額建設費指数より

2017年当時の建設費と比較して、2022年では建設費がそれぞれの費用を「2022年÷2017年」とした結果約1.2倍に上昇していることがわかります。
その背景には、円安やウクライナ情勢、世界的なインフレなどがあると考えられており、今後も建設は上昇していくことが予想されます。

1-2.マンション建築費の相場

マンション建築費の相場の目安は以下の通りです。

【マンション建築費の相場の目安】
マンションの規模 建築費の相場
4階建て
(延床面積200坪)
1億8,000万~
2億4,000万円程度
5階建て
(延床面積300坪)
2億7,000万~
3億9,000万円程度
10階建て
(延床面積1,000坪)
8億~12億円程度

ただしマンションの構造や面積によって建築費は異なるため、あくまで目安として参考にしてください。

また、マンション建築費の目安は、以下の計算式でも求めることができます。

【マンション建築費の目安 計算式】

マンション建築費 =
坪単価の相場 × マンションの延床面積

続けて、坪単価の相場は以下の通りです。

【構造別の坪単価の相場】
構造 坪単価
鉄骨造(S造) 85.8万円
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) 89.1万円
鉄筋コンクリート造(RC造) 92.4万円

参考:国土交通省「建築着工統計調査(2022年)

2.マンション建築費の内訳と決まり方

マンション建築費には、以下のような費用がかかっています。

【マンション建築費 主な内訳】
  • マンション本体の工事費用
  • 別途付帯工事費
  • その他諸経費

ここからはそれぞれの項目について、詳しく解説していきます。

2-1.マンション本体の工事費用

マンション本体の工事費用は、マンション建築費のうち約70%を占めます。

仮に1億8,000万円の予算を組む場合は、1億2,600万円程度がマンション本体の工事費になるということです。

<図 マンション建築にかかる費用の割合>

マンション本体の工事費用は、以下の計算式により求めることができます。

【マンション本体の工事費 目安の計算式】
マンション本体の工事費用 =
坪単価 × マンションの延床面積

2-1-1.坪単価の相場

坪単価の相場は以下の通りです。

【構造別の坪単価の相場】
構造 坪単価
鉄骨造(S造) 85.8万円
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) 89.1万円
鉄筋コンクリート造(RC造) 92.4万円

参考:国土交通省「建築着工統計調査(2022年)

坪単価の相場を知っておくと、競合マンションとの単価を比較しやすくなります。
ただし平米数でしか価格が表示されていない場合もあります。

その場合は…

1坪 = 3.3平米

であることを覚えておけば、自身で変換して計算することができます。

2-2.付帯工事費

付帯工事費は本体工事費の約15~20%前後が目安とされています。

付帯工事費には、下記のような内容が含まれます。

【付帯工事費の主な内訳】
  • 屋外給排水
  • 電気やガスなどのインフラ工事
  • マンションアプローチや塀などの外構工事
  • 駐車場や駐輪場
  • 地盤改良工事
  • 空調設備

依頼する建築会社によっては、これらの付帯工事内容が本体工事に含まれている場合もあります。

2-3.諸経費

諸経費は、本体工事費のおよそ10%が目安です。

諸経費には、以下のようなものが含まれています。

【マンション建築時に必要となる主な諸経費】
  • ローン手数料
  • 登記費用や印紙税
  • 不動産所得税
  • 火災保険料

一般的には自己資金で賄うことが多い費用のため、予め準備しておきましょう。

3.マンション建築費を抑えるポイント

マンション建築費を抑えるポイントには、以下のようなものがあります。

【マンションの建築費を抑えるポイント】
  • 設備を厳選する
  • 一戸の広さを40平米以上にする
  • 複数社に見積もりを依頼して比較検討する

特にマンション建築では、複数社に見積もりを依頼して比較検討することが大切です。
内容をしっかりと確認したうえで、相見積もりを取って比較するようにしましょう。

4.高収益のマンションを建築するコツ

高収益のマンションを建築するコツには、以下のようなものがあります。

【高収益のマンションを建築するコツ】
  • 家賃を相場相応に設定する
  • 人気の設備を導入する
  • 周辺環境に見合った間取りを設定する

高収益のマンションを建築するためには、周辺環境に見合った間取りを設定することが大切です。
一人暮らしの大学生などが多い場所へファミリー向けマンションを建てても、入居者が見つかる可能性が低いからです。

周辺ニーズなどを事前に調査して、周辺環境に見合った間取りを設定するようにしましょう。

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