【徹底解説】古い一戸建てのリノベーションに良い会社の選び方＆おすすめの会社5つ

古い戸建てのリノベーション工事を担う企業を探している方に向けて、自分に合った企業を判断する基準を作れるようにした上で、この記事を読んだ後すぐ企業を選んでリノベーション計画を進める事ができるようにしています。

詳しい解説は以下

1.古い一戸建てのリノベーション会社を選ぶポイント

優良なリノベーション会社を選ぶ際に重要な視点として、「企業自体の評判・サービスの充実度」と「企業の得意分野とリノベーションの内容が合っているか」の両方が挙げられます。具体的には、以下の4点に注意して選ぶようにしましょう。

1. 目的に合った特定の分野で豊富な実績があるか
2. カウンセリングで「誠意・丁寧さ・提案力」が感じられるか
3. アフターサービスの中でも、定期点検は手厚いか
4. 優良な企業が登録される「住宅リフォーム事業者団体」の加盟団体か

1-1.目的に合った特定の施工分野で豊富な実績があるか

トップクラスの優良なリノベーション企業同士だと、総合的な技術力では大きな差がないものですが、特定の分野に関する得意・不得意に着目すると、企業を選びやすくなります。

たとえば、水回りのリノベーションを考えているのであれば「水回りの配管工事で業界一位の施工数」がある企業に着目し、外壁の塗装を考えているのであれば「外壁のデザイン性が高く評価され、表彰を受けている会社」を着目するというやり方です。

1-2.カウンセリングで「誠意・丁寧さ・提案力」が感じられるか

施工前にオーナー側の要望を聞き取るためのカウンセリング（ヒアリング）での対応の丁寧さを基準にして、企業を評価する方法です。

オーナー側の要望を丁寧に聞いてくれること、そのうえで、企業側が用意しているプランに無理矢理当てはめるような提案ではなく、オーダーメイドに近い形の提案してくれる会社を選ぶのは企業選びの大前提です。

このように、「企業の誠意・丁寧さ・提案力」といった定性的な部分に注目することも大切です。このカウンセリングの時点で違和感を感じさせるような企業であれば、実際の工事でもトラブルが生じる可能性があります。やはり、営業担当者の質と工事担当者の質にはある程度の関連性があるものです。

「人の質」については、その企業のホームページなどを見ても乗っていない情報でもありますので、必ず実際に面談するようにしましょう。

また、カウンセリングをしたからといって必ずその企業と契約しなければならないわけではないので、一社に決め内せず、必ず何社かのカウンセリングを同時並行的に受けるようにしましょう。

1-3. アフターサービスの中でも、定期点検は手厚いか

工事が終了した後も「それで終わり」ではなく、責任を持ってフォローしてくれるのは優良なリノベーション業社の特徴です。そのため、「アフターサービスの充実度」で企業の質を判断するのは賢い方法の一つといえます。

アフターサービスの充実度は、「保証期間」「定期点検の有無」「トラブル時の緊急対応」といった点にあらわれます。

定期点検に関しては、優良な企業の大半が実施しています。一般的に、定期点検の頻度は多いほうが望ましいので、定期点検をきちんと行っている企業の中でも比較に迷った際には、より短いスパンで点検を実施している会社を選ぶとよいでしょう。

アフターサービスに関して言えば、トラブル時に緊急対応してくれる体制が整っていることも大切です。フォロー体制を充実させている会社の中には、24時間、365日電話に対応している会社もあり、緊急時でも心強く対応してくれます。

1-4. 優良な企業が登録される「住宅リフォーム事業者団体」の加盟団体か

「住宅リフォーム事業者団体」は、優良企業として業界の中で認められている企業を登録する制度です。

厚生労働省によって創設され、消費者が安心してリノベーションを受けられるよう環境を整備するために運営されています。

加盟しているのは一定の要件を満たした企業ばかりであり、悪徳企業は登録できないようになっています。加盟業者を対象とした講習などもあり、確かな技術とモラルを持った企業であることの証明になります。

住宅リフォーム事業者団体について詳しく知りたいという方は、下記でご覧になることができます。
参考：住宅リフォーム事業者団体登録制度 | 国土交通省

2.古い一戸建てのリノベーション会社の規模別のメリット・デメリット

ここでは、リノベーション会社を選ぶポイントを踏まえたうえで、会社の規模別にメリット・デメリットを紹介します。
リノベーション会社は、大きく以下の3つに分類されます。

• 大手ゼネコン・ハウスメーカー
• 中規模工務店・リノベーション専門企業
• 地域密着型の小規模リノベーション企業

それぞれのメリット・デメリット、おすすめの人は以下になります。

ここからは、それぞれの特徴を詳しく解説します。

2-1.【初心者向け】大手ゼネコン・ハウスメーカー

＜メリット＞
知名度のある大手ゼネコンやハウスメーカーは、高い信頼性があり、口コミも豊富なため一任してリノベーションを依頼可能です。

アフターサポートが充実していることが多く、初心者の方でも安心してリノベーションに挑戦できます。ショールームから、リノベーション後の部屋の想像がしやすいのもおすすめのポイントです。

＜デメリット＞
実際の工事は下請け業者が施工することが多く、中間マージンの発生するため、リノベーション費用が比較的高くなる傾向にあります。

また、規格化されている商品なども多く、柔軟な対応はしてもらえず、ご自身でこだわり抜いたリノベーションをしたい方には向かない可能性が高いです。

2-2.【中級者向け】中規模工務店・リノベーション専門企業

＜メリット＞
中規模の工務店やリノベーションの専門企業は、大手ほどではないものの、十分な実績と信頼性を担保しています。
比較的柔軟な対応や低価格でのリノベーションが可能

設計に詳しい場合が多く、土地柄にあった人気の間取り設計が可能な上、大手ゼネコンよりは費用が安くなるケースも多々あります。

リノベーションの際の「こだわり」を大手より柔軟に対応してもらえることが多いため、理想の家づくりに近づくことでしょう。

＜デメリット＞
一方で、ショーケースなどの用意は少ないため、リノベーション後の状態を想像するのは難しいかもしれません。すでにリノベーションの経験があり、ご自身でやりたいことがある方に中規模の工務店・リノベーション企業をおすすめします。

2-3.地域に根ざした小規模リノベーション企業

＜メリット＞
地域に根強い小規模なリノベーション企業は「地域に特化している」点が最大の魅力です。地域特有の事情を考慮した設計が得意なため、他の物件との差別化ができるのも強みになります。

企業ごとに得意とする施工分野が異なるため、選定にはリノベーションに対する知見が必要になります。ご自身にぴったりの企業を見つけることができれば、比較的安価で理想的なリノベーションが実現します。

＜デメリット＞
一方、企業によっては品質が低かったり、保証やアフターケアなどが大手と比較すると見劣りしてしまう点はデメリットです。

魅力は多いものの、リノベーションを複数回経験している方や、十分な知見をお持ちの方以外は難易度が高くなります。

3.古い戸建てのリノベーションで悪徳企業に騙されないポイント

リノベーション企業を選ぶ際には、企業の良い点ばかりを見るのではなく、ある程度「減点法」的な視点も必要となる場合があります。

企業選びの際に気をつけるべき点として、以下の2点が挙げられます。

1. 複数の企業と実際に面談して比較（相見積もり）する
2. 契約を急かす企業を選ばない

順に説明していきましょう。

3-1.複数の企業と実際に面談して比較（相見積もり）する

複数のリノベーション企業から見積もりをとり、比較することで、企業側が適正な料金やプランで提案してくれているのかどうか、他社を判断材料にしながら判断することができます。
もちろん、企業側の担当者に誠実さや親身さを感じられるかどうかも、判断のポイントとなります。

そもそも、リノベーションという売り物はオーダーメイド性が強い分、決まった定価がないため、企業側の“言い値”でかかるコストが決まってしまう部分があります。
こうなると、「過去に何度かのリノベーションを選ぶ経験をしたことがある」というわけでもない限り、それが適正な価格なのかどうか、判断するのは困難です。

また、価格以外の面でも、企業側の提案の質について、一社を相手にしているだけでは判断が難しいと言わざるをえません。

複数の企業を比較するかしないかで、リノベーションの成功度が大きく左右されると言っても過言ではありません。

3-2.契約を急かす企業を選ばない

企業の中には、オーナー側が熟慮する時間を与えず、やたらと契約を急がせようとする会社もあります。実績や実力に自信がある会社であれば、こうした態度は取らず、オーナーがベストの判断を下せるよう、十分な猶予を与えてくれるはずです。

むしろ、契約に関して強引な言動がある会社は工事自体の質も悪く、リノベーションを任せてしまうとさまざまなトラブルを引き起こす傾向があるため、避けたほうが無難です。

「オーナーに考える時間を与えるのは、プロとしての余裕のあらわれ」であると考えましょう。
マンションのリノベーションは人生でもっとも高価な買い物のひとつなので、「この企業に任せたい！」と思えるような企業との出会いをじっくりと待ちましょう。

4.おすすめの古い一戸建てのリノベーション会社【ベスト7】

ここでは、おすすめの一戸建てのリノベーション会社、7社を紹介していきます。

大手からリノベーション専門企業まで、それぞれの特徴や人気の理由を踏まえたうえで、「どんな方へおすすめなのか」を解説しますので、ぜひご自身にあったリノベーション会社を見つけてみてください。

1. ミサワホーム株式会社
2. 住友林業ホームテック株式会社
3. 住友不動産株式会社
4. 積水ハウス株式会社
5. 三井ホーム株式会社
6. リノベ不動産
7. ゼロリノベ

4-1. ミサワリフォーム株式会社　| デザインセンスの高さは随一

ミサワホームは「グッドデザイン賞を33年連続受賞した優れたデザインセンス」が強みです。「想定される入居者のライフスタイルにあった空間にしたい」と考えている方から人気を得ています。

一戸建て以外にも、介護施設や医療施設のリノベーションにも携わっており、豊富な施工ノウハウを有している点も魅力の一つです。

「優れたデザインセンス」を求める方におすすめするリノベーション会社です。

ミサワリフォーム株式会社公式サイト： https://www.misawa-reform.co.jp/

4-2.住友林業ホームテック株式会社 |高級感のある自然素材を利用

住友林業グループでは、国土の約1/800（2018年5月末現在）の森林・山林を所有しており、世界の自然建材を調達、さらに国内で加工するネットワークを持っています。
そのため品質な自然素材での住まいづくりを提供しています。

建築士の資格を持った1000名を超えるリフォームエンジニアがご相談窓口と設計を担当っしており、お客様に寄り添いながら住まいのご不満やご要望を聞き、最適なリフォームプランの作成を絵提供しています。

住友林業公式サイト：https://www.sumirin-ht.co.jp/

4-3.住友不動産株式会社 | 新築そっくりさん

住友不動産が手がけるリノベーション事業「新築そっくりさん」は、完全定価制のオーダーメイド型リフォームで、それぞれのニーズに合ったリノベーションを行うことができます。

完全定額制のため、着工前に確定した金額から施工後に追加料金が発生することがないのが、評価の高いポイントです。

初めての人でも、自分のコンセプトに合ったリノベーションを安心して行うことができます。

住友不動産株式会社公式サイト：https://www.sokkuri3.com/lp/reform2021_001/

4-4.積水ハウスリフォーム | グループ売上8年連続No.1

積水ハウスグループは、2022年時点で250万戸超えの建築実績を有し、リノベーションの分野で8年連続で業界No.1の売上を達成しています。

社内には700人を超える一級建築士または二級建築士の有資格者が在籍しており、それぞれの生活スタイルにあった設計の提案など、安心かつ満足度の高いリノベーションが可能です。

耐震性への特化や、断熱性への特化など、目的別のリノベーションも得意であり、施工後も定期点検をはじめとしたアフターサポートも十分です。

積水ハウスリフォーム公式サイト： https://www.sekisuihousereform.co.jp/

4-5.三井のリフォーム | 初めてのリノベーションでも安心

三井不動産グループの三井ホームは、顧客満足度の高い柔軟な対応を可能にする「プロジェクトチーム制」を業界に先駆けて導入しています。

一級建築士の資格を持つ「リフォームプランナー」による、専門性の高い設計・提案も人気の理由の一つであり、初めての方でも安心してリノベーションへ挑戦できます。

三井不動産グループのバックアップもあり、「最長2年の保証制度」や「24時間顧客サポート」など、アフターサービスも充実。初めてリノベーションにチャレンジする方でも、安心して依頼ができる会社です。

三井のリフォーム公式サイト：https://www.mitsui-reform.com/

4-6.リノベ不動産

リノベ不動産では中古物件を新たに買ってリノベーションする人や、持ち家のリノベーションなど幅広いサービスを提供しています。

リノベーションの自由度も高く、それぞれの理想の住まいを実現できるよう、プチリノベーションからフルリノベーションまで様々な要望に対応してくれるのが人気の理由となっています。

リノベ不動産公式サイト：https://renovefudosan.com/

4-7.ゼロリノベ | 資金計画とセットで依頼が可能

ゼロリノベでは資金計画の提案や、中古物件選びの際のアドバイスなどのサポートが充実しています。
中古物件の取り扱いに長けるゼロリノベは、資産価値をあげるリノベーションに一定の評判があります。

室内のこだわり抜かれたテーマ性のあるリノベーションは、他の物件との差別化を測れるばかりではなく、入居者に満足して住み続けてもらえる一戸建てのリノベーションにも繋がります。

ゼロリノベ公式サイト：https://www.zerorenovation.com/