木造3階建て共同住宅について解説します。技術的基準である準耐火構造や避難上有効なバルコニー、敷地内通路、プランイメージの他、5つの注意点についても紹介します。

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更新日
2024.09.27
カテゴリ
アパート経営, 記事

木造3階建て共同住宅(木3共)建築基準やメリットは?プランニングの注意点も

木造3階建て共同住宅(木3共)建築基準やメリットは?プランニングの注意点も

土地活用の悩みの一つに、昨今の高い建築費があります。
高い建築費を抑えるために、木造で3階建てのアパートを建てたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

本来、木造3階建て共同住宅は耐火建築物としての性能を満たさなければなりませんが、一定の条件を満たすことによって準耐火建築物として建てられるコスト面でのメリットがあります。準耐火建築物として建てられる木造3階建て共同住宅が、通称「木3共(もくさんきょう)」です。

では、木3共とは一体どのような要件を満たす建物なのでしょうか。

そこでこの記事では、「木造3階建て共同住宅」について解説します。
木造3階建て共同住宅の基礎知識や要件、木3共を建てるにあたっての注意点についてわかりやすく紹介していきますので、ぜひ最後までおつきあいいただき、理想のアパート建築の実現にお役立てください。

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「うちの土地に木3共が建つの?」「いくら儲かるのか知りたい」という方はご活用ください。

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竹内英二

この記事を書いた専門家

(株)グロープロフィット 竹内 英二

不動産鑑定士事務所および宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、中小企業診断士。

1.木造3階建て共同住宅(木3共)とは

木造3階建て共同住宅(通称「木3共」)とは、建築基準法に定められた以下の要件を満たした木造3階建ての共同住宅のことです。

  • 防火地域以外の区域
  • 各住戸(各寝室)に避難上有効なバルコニーを設置(地上に通ずる階段などの通路が直接外気に開放された構造など条件付き例外あり)地
  • 地階を除く階数が3で、3階のすべてが共同住宅、下宿、寄宿舎
  • 技術的基準に適合した構造

参考:建築基準法第二十七条第一項に規定する特殊建築物の主要構造部の構造方法等を定める件

防火地域とは、市街地における火災の危険を防除するため定める地域のことですが、主に都市部のターミナル駅周辺の中心市街地が指定されています。

防火地域に指定されているエリアは限られた一部の地域のみであり、一般的な住宅地のほとんどは「防火地域以外の区域」です。

そのため、階数や技術的基準を満たせば、かなり広いエリアで木3共を建てることができます。

1-1.木造3階建て共同住宅に向いた土地は

木造3階建て共同住宅に向いている土地には、以下のような特徴があります。

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