「土地活用法」内の、「70坪の土地活用方法」について解説した記事です。70坪の土地の特徴を踏まえて、アパート・駐車場・トランクルームなど14の土地活用アイデアを紹介します。それぞれのメリット・デメリット・収入・注意点などを詳しく説明しています。

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更新日
2023.08.17
カテゴリ
土地活用, 記事

70坪の土地活用で収益を上げるには?ニーズ別おすすめの活用方法14選

70坪の土地活用で収益を上げるには?ニーズ別おすすめの活用方法14選

70坪の土地は、さまざまな土地活用方法を考えやすい広さです。王道と言われるアパート・戸建て賃貸などの経営から、駐車場やコインパーキングなどの暫定利用、立地によっては貸店舗やオフィス賃貸の選択肢もあります。

ただ、土地に合った最適な活用方法を見つけるには、選択肢が多いとかえって迷ってしまうかもしれません。そこで、この記事では70坪前後の土地を持つオーナーの方向けに以下の内容をご紹介します。

  • 70坪の土地に合った活用方法
  • 活用方法ごとのメリット・デメリット
  • その活用法を選んだときの初期費用や収益の目安

ぜひ最後までお読みいただき、ご自身の土地に合った活用方法を見つけてみてください。

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この記事のポイント まとめ

70坪の土地の活用方法は?

70坪の土地は、さまざまな活用方法が考えられます。例えば、高収益を得たい人向けの活用方法としては以下があります。

  • アパート・マンション
  • 戸建て賃貸
  • 賃貸併用住宅
  • 貸店舗
  • オフィス賃貸
  • コインランドリー
  • 医療施設
  • 介護施設

それぞれの方法について、詳しくは「【70坪の土地の活用アイデア】高収益を得たい人向け」をご確認ください。

また、高収益を得たい人もいれば、初期費用をあまりかけたくない人もいるでしょう。初期費用をかけたくない人向けの活用方法としては、以下のものがあります。

  • トランクルーム
  • 駐車場・コインパーキング
  • 太陽光発電
  • 個人や企業への借地
  • 土地信託
  • 売却

詳しくは「【70坪の土地活用アイデア】初期費用を抑えたい人向け」をご確認ください。

70坪の土地を活用するときの5つのポイント

70坪の土地活用を考える際に、押さえておきたいポイントは以下の5つです。

  • 立地条件とニーズを見極める
  • 土地の規制を確認する
  • 固定資産税対策を考える
  • 相続税対策を考える
  • 土地を放置しない

詳しくは「70坪の土地を活用するときの5つのポイント」をご確認ください。

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詳しい解説は以下

1.70坪の土地活用事例とモデル収入

70坪の土地は、アパートや戸建てなどの賃貸、医療施設(クリニック)の賃貸や駐車場としての利用など、様々な活用方法が考えられる広さです。

はじめに、この記事でご紹介する14の活用アイデアについて、事例とモデル収入を2つの表でまとめました。まず、以下の表は高収益を得たい人向けの活用方法を表にまとめたものです。

【高収益を得たい人向けの活用方法】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
アパート・マンション ワンフロア4戸×2~3階建て
56万円=7万円×8室/月
建築費用
6,500~1億円程度
戸建て賃貸 木造2階建て(延床面積30坪)を2棟
30万円=15万円×2棟/月
建築費用
6,000万円程度
賃貸併用住宅 木造2階建て・延床面積70坪
一部を賃貸:15万円~20万円/月
建築費用
7,000万円程度
貸店舗 コンビニや美容院など
30万円前後/月
建築費用
3,000万円程度~
オフィス賃貸 3階建てのオフィス賃貸
60万円=20万円×3フロア/月
建築費用
1億円程度
コインランドリー 50坪程度の店舗
100万円程度/月
店舗+設備
6,000万円程度
医療施設 小規模な医療クリニック
40万円前後/月
建築・設備
1億円程度~
介護施設 小規模なデイサービス
40万円前後/月
建築・設備
5,000万円程度~

続いて、初期投資を抑えたい人向けの活用方法の事例は以下のとおりです。

【初期投資を抑えたい人向けの活用方法】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
トランクルーム コンテナ12基(1基あたり4室)
24万円=1基あたり2万円×12/月
設置費用
1,000万円程度
駐車場・コインパーキング 車10台分の駐車スペース
30万円=3万円×10台/月
機材や看板の設置
300万円程度
※舗装費用は別途
太陽光発電 立地や天候によって変動 ソーラーパネルの設置
1,000万円程度
個人や企業への借地 資材置き場、倉庫など 基本的になし
土地信託 土地を信託会社へ預け信託会社が活用 基本的になし
売却

2.【70坪の土地の活用アイデア】高収益を得たい人向け

この章では、高収益を得たい人向けの8つの活用アイデアについて、メリットやデメリットを詳しくご紹介します。

2-1.アパート・マンション

70坪は、土地活用の定番といえるアパートやマンションを建築して賃貸経営を行う方法が問題なくできる広さです。これらの土地活用方法は、長く安定した収益が期待できる点がメリットです。ただし、用途地域や建ぺい率、容積率など、その土地が持つ条件によって、建てられる建物の規模や間取りは違ってきますので注意しましょう。

また、駅近くの土地や住環境の良いエリアであれば良いですが、立地によっては賃貸需要がなく、せっかく建てても空室が目立ってしまうこともありますので、地域のニーズをしっかりと調査することが重要です。

【70坪でできるアパートの事例とモデル収入】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
アパート・マンション ワンフロア4戸×2~3階建て
56万円=7万円×8室/月
建築費用
6,500~1億円程度

アパート経営を始める流れや注意点など、詳しくはアパート経営の記事でも解説していますので、ご確認ください。

2-2.戸建て賃貸

学区が良い場所や、スーパーや公園が多くファミリーに人気のあるエリアの場合、あえてアパートではなく戸建て賃貸を選ぶのも良いでしょう。戸建て物件はファミリー層に根強い人気があるため、戸建てが適したエリアであれば十分に需要が見込めます。

70坪は戸建て1棟には広いですが、駐車場付きの戸建てを2棟建てる方法もあります。一般的に、新築戸建ては初期費用に対して家賃が安く、アパートなどの土地活用方法と比較すると投資効率が良いとは言えない点がデメリットです。ですが、それだけに参入するオーナーが少なく、安定した需要が期待できるのがメリットといえるでしょう。

【70坪でできる戸建て賃貸の事例とモデル収入】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
戸建て賃貸 木造2階建て(延床面積30坪)を2棟
30万円=15万円×2棟/月
建築費用
6,000万円程度

戸建て賃貸の収益や始め方など、詳しくは戸建て賃貸経営の記事でも解説していますので、ぜひご確認ください。

2-3.賃貸併用住宅

賃貸併用住宅とは、自宅と賃貸経営を兼ねた住宅のことです。1Fをオーナーの自宅として2Fを賃貸として経営する、もしくは建物を縦に切り分けて賃貸部分と自宅部分を分けるなど、さまざまな間取りがあります。

(横割りタイプ)
横割りの間取り・イメージ図
(縦割りタイプ)
縦割りの間取り・イメージ図

70坪の土地であれば比較的余裕のある大きさですので、駐車場を複数台分用意する、プライバシーが保てる間取りにする、など様々な工夫ができるでしょう。

【70坪でできる賃貸併用住宅の事例とモデル収入】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
賃貸併用住宅 木造2階建て・延床面積70坪
一部を賃貸:15万円~20万円/月
建築費用
7,000万円程度

賃貸併用住宅のメリットやデメリット、建築費など、詳しくは賃貸併用住宅の記事でも解説しています。

2-4.貸店舗

駅に近いエリアや繁華街にある土地、あるいはロードサイドの土地であれば、貸店舗としての土地活用方法も考えられるでしょう。70坪であれば、コンビニや飲食店、美容院、カフェなどさまざまな方法が可能です。店舗の種類や立地によって、駐車場を設けることも検討しましょう。

貸店舗は、戸建てやアパートの経営より収益性が高くなるケースも多くあります。また、立地が良ければコンビニやスーパーの事業者に土地を貸し、初期費用をかけずに建築して賃料収入を得る形や、企業から建設協力金という形で貸付を受けて建築する方法を取れることもあります。これらの方法が可能な土地であれば、リスクが少ない状態で土地活用を始められるでしょう。

【70坪でできる小規模な店舗の事例とモデル収入】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
貸店舗 コンビニや美容院など
30万円前後/月
建築費用
3,000万円程度~

2-5.オフィス賃貸

都心部にある土地なら、オフィス賃貸の経営をすることも一つです。住宅よりも家賃を高めに設定しやすいため、オフィス需要の高い都心部で容積率の高い土地であれば、3~4階建ての建物で高い収益を目指すのも良いでしょう。

オフィス賃貸の場合は賃貸住宅と比較すると入れ替わりが少ないため、一度契約してしまえば空室リスクが少なくなる点はメリットです。ただ、建築費が高くなりがちであることと、設備やネット環境などオフィスに適した状態に整える必要があるため、初期費用が高額になりやすいというデメリットも押さえておく必要があります。

【70坪でできるオフィス賃貸の事例とモデル収入】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
オフィス賃貸 3階建てのオフィス賃貸
60万円=20万円×3フロア/月
建築費用
1億円程度

2-6.コインランドリー

ロードサイドや住宅街の中など、立地によってはコインランドリーを検討するのも一つの方法です。家事時間の短縮やアレルギー対策のニーズなどにより、近年コインランドリーは需要が高まっています。

コインランドリーはフランチャイズ化が進んでおり、簡易な建物と設備のみで始めることができるため、取り組みやすい点がメリットと言えます。ただし、近隣に新しいコインランドリーができるとどうしてもそちらに客足が向いてしまう傾向があるため、競争が厳しいのはデメリットといえるでしょう。

【70坪でできるコインランドリーの事例とモデル収入】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
コインランドリー 50坪程度の店舗
100万円程度/月
店舗+設備
6,000万円程度

2-7.医療施設

地域貢献になる土地活用を考えるなら、診療所やクリニックなど医療施設の賃貸をする方法があります。高齢化が進む現代では医療施設の需要は高まっており、地域の人々の役に立つ土地活用方法でもあります。

医療施設といえば医師が開業するものですが、開業したい医師とマッチングしてもらった上で、診療所やクリニックを建設して貸し出す、という方法があります。これらのマッチングから建築にかけてのサポートはハウスメーカーや建築会社によって得意・不得意がありますので、十分な実績のある企業を選んで相談することが重要です。

【70坪でできる医療施設の事例とモデル収入】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
医療施設 小規模な医療クリニック
40万円前後/月
建築・設備
1億円程度~

2-8.介護施設

70坪の土地であれば、介護施設に利用することで地域に貢献する活用方法もあります。介護施設は広い土地が必要とされることが多いですが、グループホームやデイサービスなど小規模のものであれば70坪でも検討できるでしょう。

基本的には建物を建築して運営事業者に一棟貸しすることで、その賃料を収益とします。撤退リスクはそれほど高くありませんが、事業者に退去されてしまうと、後継事業者が見つからない可能性もあり、賃料の値下げ要求に対して弱い立場となります。このような賃下げリスクがあることは押さえておく必要があるでしょう。

【70坪でできる介護施設の事例とモデル収入】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
介護施設 小規模なデイサービス
40万円前後/月
建築・設備
5,000万円程度~

3.【70坪の土地の活用アイデア】初期費用を抑えたい人向け

70坪の土地活用を考えていて、初期費用をなるべく抑えたい人向けの活用方法を以下にご紹介します。

3-1.トランクルーム

近くに住宅街のある立地、都心部に近い郊外などであれば、トランクルームの経営が考えられます。在宅勤務の普及による勤務スペースの必要性や、住宅のスリム化を背景として、トランクルームは近年ニーズが高まっています。

70坪の土地でトランクルームを経営するには、ある程度の規模が確保できることがメリットです。トランクルームの管理コストは30坪でも70坪でもそれほど大きく変わらないため、規模を大きくすることで収益性を上げることができるからです。

また、設置費用は賃貸住宅や店舗と比較すると安く済むため、初期費用を抑えたい方に向いています。

【70坪でできるトランクルームの事例とモデル収入】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
トランクルーム コンテナ12基(1基あたり4室)
24万円=1基あたり2万円×12/月
設置費用
1,000万円程度

トランクルームのメリットやデメリット、運営方式の違いなど、詳しくはトランクルームの記事でも解説しています。

3-2.駐車場・コインパーキング

駐車場やコインパーキングの経営は、建物を建てない「暫定利用」と呼ばれる土地活用方法として良く知られています。将来的に家を建てる予定がある、別の土地活用の予定がある場合には、転用性に優れていることがメリットとなるでしょう。その一方で、建物を建てない土地活用方法となるため、税金対策には向いていません。

駅や商業施設、観光地の近くであればコインパーキング、住宅街の中の土地であれば月極駐車場として利用するのが向いています。月極駐車場であれば、土地を区分けし、車両止めのブロックを設置すれば最低限の準備は整います。コインパーキングの場合は、それに加えて精算機の設置が必要となります。

コインパーキングで成功するコツなどは、詳しくはコインパーキングの記事でも解説していますので、ご確認ください。

【70坪でできる駐車場・コインパーキングの事例とモデル収入】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
駐車場・コインパーキング 車10台分の駐車スペース
30万円=3万円×10台/月
機材や看板の設置
300万円程度
※舗装費用は別途

3-3.太陽光発電

太陽光発電は、土地や建物の屋根などに設置したソーラーパネルによって発電を行い、その電力を売電して収益を得る土地活用方法です。立地を選ばないため、地方や郊外で賃貸需要がない土地でも活用できるというメリットがあります。日当たりがよく、周辺に建物が建たない土地であれば検討してみると良いでしょう。

ただし、太陽光発電は普及が進んだことによって電力の買取価格が年々下がっている、という点を押さえておく必要があるでしょう。また、発電量はどうしても天候や季節に左右される、といった一面もデメリットと言えます。

【70坪でできる太陽光発電の事例とモデル収入】
活用の種類 70坪の事例とモデル収入 初期費用の例
太陽光発電 立地や天候によって変動 ソーラーパネルの設置
1,000万円程度

3-4.個人や企業への借地

土地活用には、個人や企業へ土地を貸して利益を得る「借地」という方法も考えられます。70坪の土地は用途にあわせて使える広さがあるため、借主を募集すれば企業や個人から申し出があるかもしれません。

借地としての利用は、ただ土地を貸すだけで済むため、初期費用がかからず手軽に始められることがメリットですが、一定の地代を受け取るのみとなりますので、それほど大きな収益とならないケースが多くなります。また、一度貸すと一定期間はそのままですので、「アパートを建てて土地活用を始めたい」と考えても、契約が終わるまで土地が返ってこないとこともデメリットといえるでしょう。

3-5.土地信託

土地信託は、土地を信託会社へ預け、信託会社が土地活用を行って出た利益から配当金を受け取る土地活用方法のことをいいます。

土地信託

土地信託は、基本的に信託会社が「土地活用をして利益が出る」と考える土地のみ可能となるため、どの土地でもできるわけではありません。ですが、もし土地信託が可能な土地であれば、オーナーは土地を預けるだけで配当金を受け取ることができ、手間や初期費用がかからないことがメリットです。一方で、信託会社に支払う「信託報酬」が発生することはデメリットとして挙げられるでしょう。

土地信託の仕組みやメリット・デメリットなど、詳しくは土地信託の記事でも解説しています。

3-6.条件によっては売却も検討

70坪の土地にはさまざまな活用方法があります。ただ、その土地が遠方にあって活用しにくい、予算や立地に適した活用方法が見つからない、といったケースもあるでしょう。

その場合には、売却を検討してみることも一つの方法です。場所によっては土地活用より売却の方が成立しやすい場合もあります。また、売却して土地活用しやすい場所に買い替えるなども可能となりますので、まずは条件を確認してみるのもおすすめです。

土地の売却を検討するなら「不動産売却 HOME4U」をご利用ください。そのエリアで最適な、信頼のできる不動産会社に一括査定を依頼することができます。

4.70坪の土地を活用するときの5つのポイント

最後に、30坪の土地活用をするときの5つのポイントをご紹介します。

4-1. 立地条件とニーズを見極める

70坪の土地に限らず、土地活用においては、立地条件とニーズの見極めが大切です。

70坪の広さがあれば、駅の近くであればアパートやマンション、店舗やオフィスなどさまざまな用途が考えられます。郊外でも近くに住宅街があればトランクルームやコインランドリー、ロードサイドなら店舗、田舎の土地であれば太陽光発電など、チャレンジできる土地活用法は数多くあります。

比較的利用しやすい広さではありますが、ニーズに合わない活用方法を選択してしまうと採算が取れなくなってしまうこともありますので、注意しましょう。

4-2.土地の規制を確認する

同じ70坪でも、土地の条件によって建てられる建築物やその規模は変わってきます。たとえば、建ぺい率50%、容積率100%で70坪の土地を所有しているなら、基本的に建坪は35坪、延床面積は70坪の建物を建てられることになります。容積率が200%であれば、延べ床面積は140坪まで確保できるため、3~4階建て以上の建物も建てることができます。

土地活用を考える上で、最低限押さえておかなくてはならないのは以下の制限です。

  • 建ぺい率、容積率
  • 高さ制限
  • 用途地域

また、前面道路の状況や土地の形によって制限が生まれてくる場合もありますので、詳しくは専門知識を持った建築会社やハウスメーカーに相談して確認しておくと安心です。

その土地にどんな建物が建てられるのかは、「HOME4U オーナーズ」を使えば、建築プランや間取りの提案を複数社から受けられます。

4-3.固定資産税対策を考える

小さな土地と比較すると、70坪の土地では固定資産税の額も大きくなってきます。そのため、活用法によって固定資産税を節税できることも知っておきましょう。

例えば、所有している土地にアパートを建てて土地活用をすると、以下のような軽減措置が適用されます。

  • 住宅用地(土地)の軽減措置:固定資産税の計算の基礎となる土地の評価額を最大で1/6に
  • 建物の軽減措置:一定面積に対する固定資産税額を1/2に

駐車場など建物を建てない土地活用を選んだ場合、収益性としてはそれほど高くなく、軽減措置も適用されないため、固定資産税などのコストを考えるとマイナスになってしまうことも少なくありません。一方で、上記のような軽減措置を受けながらアパート経営を行った場合、家賃収入もあることから、収入に対する固定資産税の負担感は少なくなります。このように、選ぶ土地活用方法によって固定資産税の額が変わってくることは押さえておきましょう。

固定資産税の減免に関する記事でも詳しく解説していますので、ぜひそちらもご確認ください。

4-4.相続税対策を考える

広めの土地では、相続税対策を考えておくことも重要です。

アパートなど賃貸住宅を建てた場合、小規模宅地等の特例という、土地の評価額が減額できる特例措置が適用されます。相続税は土地の評価額から控除額を引き、税率を乗じて求められます。そのため、評価額を下げることによって相続税を下げることが可能となります。

  • 小規模宅地等の特例:計算の基礎となる土地の評価額を最大で1/2に

ただし、相続が発生する3年以内に新たに貸し出した土地には、この特例が適用されなくなりますのでご注意ください。

具体的な節税対策について知りたい場合は、「HOME4U オーナーズ」から土地の情報を入力すると、複数のメーカーから建築費を含めた土地活用プランの提案を受けることができます。

4-5.土地を放置しない

70坪の土地は、所有しているだけで固定資産税や管理コストがかかります。「将来的に家を建てるかもしれないから」「いい活用方法が思いつかないから」など、そのままにしておくと持っているだけでマイナスの資産となってしまいます。

70坪という広さの土地は、その土地に合った使い方をすることで大きな収益を生む可能性があります。放置せずに積極的に活用を考えましょう。土地活用が難しい場合でも、売却でまとまった収益を得られる場合もあります。

5.70坪の土地活用を相談できる企業の選び方

70坪の土地活用を考える際におすすめなのは、まずは土地活用プランの一括請求をして、その土地に対して各社がどんな土地活用方法を提案してくれるのかを比較することです。

同じ70坪でも、立地によって適した土地活用は変わるため、はっきりとした正解はありません。土地の詳細な性質や所在地、かけられる初期費用によって、最適なやり方は異なります。

また、依頼するハウスメーカーや建築会社によって得意分野は異なります。木造アパートの建築を得意とする企業もあれば、商業施設やテナントの誘致に強みを持つメーカーもあります。おのずと提案内容は変わってくるでしょう。

まずは要望やかけられる初期費用を整理して、複数の会社からプランを提案してもらうのがおすすめです。複数社からのプランを比較することで、その土地に合った方法や提案力のある会社が見えてくるでしょう。

HOME4U オーナーズ」なら、パソコンやスマートフォンから1分程度の簡単な入力をするだけで、最大10社からその土地に合った土地活用方法の提案を受けることができます。

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