「土地活用法」内の、「80坪の土地活用方法」について解説した記事です。80坪の土地の特徴を踏まえて、アパート・マンション・医療施設など13の土地活用アイデアを紹介します。それぞれのメリット・デメリット・収入・注意点などを詳しく説明しています。

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更新日
2023.08.17
カテゴリ
土地活用, 記事

80坪の土地活用アイデアおすすめ13選!失敗しないポイントもあわせて紹介

80坪の土地活用アイデアおすすめ13選!失敗しないポイントもあわせて紹介

80坪の土地を活用するには、多くのアイデアがあります。土地活用の定番と言われるアパート・戸建て賃貸はもちろんのこと、都心部ならオフィス賃貸やコインパーキング、郊外なら太陽光発電や介護・福祉施設などさまざまな選択肢があります。

この記事では、80坪前後の土地を持つオーナーの方向けに以下の内容をご紹介します。

  • 80坪の土地に合った活用方法
  • 活用方法ごとのメリット・デメリット
  • その活用法を選んだときの初期費用や収益の目安

同じ80坪の土地でも、立地や自己資金の多さなどさまざまな要素で適切な土地活用方法は変わります。ぜひ最後までご確認いただき、参考にしてみてください。

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この記事のポイント まとめ

80坪の土地の活用方法は?

80坪の土地には多くの活用方法が考えられます。例えば、都心部の土地に適した活用方法としては以下があります。

  • アパート・マンション
  • 戸建て賃貸
  • 賃貸併用住宅
  • 貸店舗
  • オフィス賃貸
  • 医療施設
  • トランクルーム
  • 駐車場・コインパーキング
  • 土地信託

それぞれの方法について、詳しくは「【80坪の土地の活用アイデア】都心部の場合」をご確認ください。

郊外・田舎の土地に適した活用方法としては、以下のものがあります。

  • 介護・福祉施設
  • 太陽光発電
  • 個人や企業への借地
  • 売却

詳しくは「【80坪の土地活用アイデア】郊外・田舎の場合」をご確認ください。

80坪の土地を活用するときの5つのポイント

80坪の土地活用を考える際に、押さえておきたいポイントは以下の5つです。

  • 立地条件とニーズを見極める
  • 広々と使うか、敷地ギリギリまで使うか熟考する
  • 税金対策を考慮して活用法を決める
  • 長期的な収益計画をチェックする
  • 土地を放置しない

詳しくは「80坪の土地を活用するときの5つのポイント」をご確認ください。

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詳しい解説は以下

1.80坪の土地活用事例とモデル収入

はじめに、この記事でご紹介する80坪の土地に適した土地活用法について、事例とモデル収入を2つの表でまとめました。まず、以下の表は都心部に土地がある場合の活用方法を表にまとめたものです。

【都心部の土地に適した活用方法】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
アパート・マンション ワンフロア5戸×2~3階建て
70万円=7万円×10室/月
建築費用
7,000万円程度~
戸建て賃貸 木造2階建て(延床面積35坪)を2棟
34万円=17万円×2棟/月
建築費用
7,000万円程度
賃貸併用住宅 木造2階建て・延床面積80坪
一部を賃貸:15万円~20万円/月
建築費用
7,500万円程度~
貸店舗 1階建ての貸店舗
40万円前後/月
建築費用
4,000万円程度~
オフィス賃貸 3階建てのオフィス賃貸
60万円=20万円×3フロア/月
建築費用
1億円程度
医療施設 小規模な医療クリニック
50万円前後/月
建築・設備
1億円程度~
トランクルーム コンテナ12基(1基あたり4室)
24万円=1基あたり2万円×12/月
設置費用
1,000万円程度
駐車場・コインパーキング 車11台分の駐車スペース
33万円=3万円×11台/月
機材や看板の設置
300万円程度
※舗装費用は別途
土地信託 土地を信託会社へ預け信託会社が活用 基本的になし

続いて、郊外・田舎の土地向けの活用方法の事例は以下のとおりです。

【郊外・田舎の土地に適した活用方法】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
介護施設 小規模なデイサービス
45万円前後/月
建築・設備
5,000万円程度~
太陽光発電 立地や天候によって変動 ソーラーパネルの設置
1,000万円円程度
個人や企業への借地 資材置き場、倉庫など 基本的になし
売却

2.【80坪の土地の活用アイデア】都心部の場合

この章では、都心部の土地に適した土地活用方法について、メリットやデメリットを詳しくご紹介します。

2-1.アパート・マンション

80坪は、アパートやマンションなど、土地活用で人気の賃貸経営を行うには問題ない広さです。主なメリットは以下の点です。

  • 長く安定した収益が期待できる
  • 相続税や固定資産税などの税金対策になる

一方で、デメリットやリスクもあります。

  • 賃貸需要のないエリアで空室が出れば収益が悪化する
  • 老朽化すると修繕が必要となる
  • 災害リスクがある

アパートやマンションの経営は、地域のニーズを正しくつかむことが非常に重要です。ニーズに合っていない場合、せっかく建てても空室が目立ち、収益が悪化してしまう恐れがあります。

また、用途地域や建ぺい率、容積率など、その土地が持つ制約によって、どんな規模の建物が建てられるか変わってきますので注意しましょう。

【80坪でできるアパートの事例とモデル収入】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
アパート・マンション ワンフロア5戸×2~3階建て
70万円=7万円×10室/月
建築費用
7,000万円程度~

アパート経営を始める流れや注意点など、詳しくはアパート経営の記事でも解説していますので、ご確認ください。

2-2.戸建て賃貸

学校や公園、スーパーマーケットなどがそろったファミリーに人気のある住宅街では、あえて戸建て賃貸を経営するのも一つの方法です。80坪は戸建て1棟には広いですが、駐車場付きの戸建てを2棟建てるにも余裕のある広さです。主なメリットは以下のとおりです。

  • ファミリー層に安定した需要がある
  • 入居期間が長くなる傾向がある
  • 賃貸のあとの売却にもつながりやすい
  • アパートやマンションほど立地の良さを必要としない

一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • アパートやマンションと比較すると収益が少ない
  • 空室が出たときの影響が大きい
  • メンテナンス費用が割高になる場合もある

戸建て物件はファミリー層に根強い人気があるものの、アパートなどと比較すると投資効率が落ちるため、あまりオーナーからは選ばれないという特徴があります。それだけに参入するオーナーが少なく、安定した需要が期待できるのが特徴といえるでしょう。

【80坪でできる戸建て賃貸の事例とモデル収入】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
戸建て賃貸 木造2階建て(延床面積35坪)を2棟
34万円=17万円×2棟/月
建築費用
7,000万円程度

戸建て賃貸の収益や始め方など、詳しくは戸建て賃貸経営の記事でも解説していますので、ぜひご確認ください。

2-3.賃貸併用住宅

賃貸併用住宅とは、自宅と賃貸経営を兼ねた住宅のことをいいます。メリットは以下のとおりです。

  • 収益物件と自宅が一度に手に入る
  • マイホームとしてのスペースを50%以上にすれば住宅ローンを利用できる

賃貸併用住宅のデメリットは以下のとおりです。

  • 間取りによってはプライバシーが保ちづらい
  • 騒音などで入居者とトラブルになる可能性がある
  • 戸建て住宅よりコストがかかる

間取りにはさまざまなパターンがあり、1Fをオーナーの自宅として2Fを賃貸にする、もしくは建物を縦に切り分けて賃貸部分と自宅部分を分けるなどの間取りが代表的です。

(横割りタイプ)
横割りの間取り・イメージ図
(縦割りタイプ)
縦割りの間取り・イメージ図

80坪の土地は、賃貸併用住宅を建てるにも比較的余裕のある大きさです。駐車場を複数台分用意する、プライバシーが保てる間取りにこだわるなど、ニーズにあわせた物件づくりを行いましょう。

【80坪でできる賃貸併用住宅の事例とモデル収入】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
賃貸併用住宅 木造2階建て・延床面積80坪
一部を賃貸:15万円~20万円/月
建築費用
7,500万円程度~

賃貸併用住宅のメリットやデメリット、建築費など、詳しくは賃貸併用住宅の記事でも解説しています。

2-4.貸店舗

駅に近く利便性の高いエリアや繁華街にある土地、あるいはロードサイドの土地であれば、コンビニや飲食店、美容院などの貸店舗としての土地活用方法も考えられるでしょう。主なメリットは以下のとおりです。

  • 立地の良い土地であれば高い収益性が見込める
  • 条件によっては建設協力金という形で貸付が受けられ、少ないリスクで始められる

その一方で、土地活用方法として貸店舗が選べるかどうかは、とにかく「立地が良いかどうか」に尽きます。そのため、デメリットとしては以下があげられます。

  • 立地の良くない土地ではそもそも難しい

80坪であれば、店舗の種類や立地によって、駐車場を設けることも検討できるでしょう。立地が良ければコンビニやスーパーの事業者に土地だけを貸し賃料収入を得る形や、企業から建設協力金という形で貸付を受けられることもあり、リスクを抑えて土地活用を始めることができます。

【80坪でできる小規模な店舗の事例とモデル収入】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
貸店舗 1階建ての貸店舗
40万円前後/月
建築費用
4,000万円程度~

2-5.オフィス賃貸

都心部にある土地なら、オフィス賃貸の経営も考えられます。主なメリットは以下のとおりです。

  • 住宅よりも賃料を高めに設定しやすい
  • オフィス需要のある容積率の高い土地なら、高い収益が見込める
  • 賃貸住宅と比較すると入れ替わりが少ない

デメリットは以下のとおりです。

  • 建築費が高くなりがちな傾向がある
  • 設備やネット環境も必要なため、初期費用の総額が高くなりやすい

オフィス賃貸の場合は立地によって高い収益を得られるケースもありますが、初期費用は高額になりやすいため、資金計画をしっかりと確認しておく必要があります。

【80坪でできるオフィス賃貸の事例とモデル収入】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
オフィス賃貸 3階建てのオフィス賃貸
60万円=20万円×3フロア/月
建築費用
1億円程度

2-6.医療施設

土地活用で地域への貢献を考えるなら、診療所やクリニックなど医療施設の賃貸をするのも一つでしょう。メリットは以下のとおりです。

  • 高齢化が進む現代では医療施設の需要がある
  • 地域の人々の役に立つ
  • 医療施設の土地活用に詳しい企業に相談すれば、専門知識がなくても始められる

デメリットは以下のとおりです。

  • 建築費用や設備など初期費用が高額になる

医療施設で土地活用を考える場合、専門知識が必要と考える方も多いかもしれません。ですが、実際には実績のあるハウスメーカーに頼めば、開業したい医師とのマッチングから建物の建築までサポートを受けることができます。

ただし、医療施設としての土地活用は、企業によって得意・不得意がありますので、十分な実績のある企業を選んで相談することが重要です。

【80坪でできる医療施設の事例とモデル収入】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
医療施設 小規模な医療クリニック
50万円前後/月
建築・設備
1億円程度~

2-7.トランクルーム

近年、需要が高まっているのがトランクルームです。近くに住宅街のある立地、都心部に近い郊外などであれば、安定した需要が期待できるでしょう。主なメリットは以下のとおりです。

  • 建物が必要な土地活用の中では、比較的初期費用が少なくて済む
  • 管理コストや手間があまりかからない
  • 少し不便な立地でも始められる
  • 土地の転用がしやすい

デメリットは以下のとおりです。

  • 節税効果は低い
  • 収益化までに時間がかかる場合がある
  • アパートやマンションより収益が少ない

80坪の土地でトランクルームを経営すると、ある程度の規模が確保できることがメリットです。トランクルームの管理コストは30坪でも80坪でも大きく変わらないため、規模を大きくすることで収益性を上げることができるからです。

【80坪でできるトランクルームの事例とモデル収入】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
トランクルーム コンテナ12基(1基あたり4室)
24万円=1基あたり2万円×12/月
設置費用
1,000万円程度

トランクルームのメリットやデメリット、運営方式の違いなど、詳しくはトランクルームの記事でも解説しています。

2-8.駐車場・コインパーキング

駐車場やコインパーキングの経営は、建物を建てない土地活用の中では定番です。駅や商業施設、観光地の近くであればコインパーキング、住宅街の中の土地であれば月極駐車場としての利用を検討するのが基本です。主なメリットは以下のとおりです。

  • 初期費用が少ない
  • 土地の転用がしやすい
  • 手軽に始められる

その一方で、デメリットは以下のとおりです。

  • 固定資産税や相続税など税金対策には向かない
  • 収益性は低い

月極駐車場であれば、土地を区分けし、車両止めのブロックを設置すれば最低限の準備は整うため、手軽に始めることができるでしょう。コインパーキングの場合は、それに加えて精算機の設置が必要です。

コインパーキングで成功するコツなどは、詳しくはコインパーキングの記事でも解説していますので、ご確認ください。

【80坪でできる駐車場・コインパーキングの事例とモデル収入】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
駐車場・コインパーキング 車11台分の駐車スペース
33万円=3万円×11台/月
機材や看板の設置
300万円程度
※舗装費用は別途

2-9.土地信託

土地信託は、土地を信託会社へ預け、信託会社が土地活用を行って出た利益から配当金を受け取る土地活用方法のことをいいます。

土地信託

土地信託は、基本的に信託会社が「土地活用をして利益が出る」と判断した土地のみ可能となるため、どの土地でもできるわけではありません。主なメリットは以下のとおりです。

  • 土地を預けるだけで配当金を受け取ることができる
  • 初期費用と手間がかからない

一方で、デメリットは以下のとおりです。

  • 信託会社に支払う「信託報酬」が発生する
  • 信託会社が「価値がある」と判断した土地でなければできない

土地信託の仕組みやメリット・デメリットなど、詳しくは土地信託の記事でも解説しています。

3.【80坪の土地の活用アイデア】郊外・田舎の場合

この章では、郊外・田舎に80坪の土地がある場合の活用方法をご紹介します。土地活用といえば「立地の良い場所でなければ難しい」と思う方も多いかもしれませんが、方法によっては田舎や郊外の土地でも収益を上げることは可能です。

3-1.介護・福祉施設

介護施設は広い土地が必要とされることが多いですが、グループホームやデイサービスなど小規模のものであれば80坪でも検討が可能です。基本的には建物を建築して運営事業者に一棟貸しすることで、その賃料を収益とします。主なメリットは以下のとおりです。

  • 土地活用を通して地域に貢献できる
  • 施設が不足しているエリアなら、田舎や郊外でも土地活用が可能

デメリットは以下のとおりです。

  • 事業者が撤退すると後継事業者が見つかりにくい
  • 賃下げのリスクがある

介護施設が不足しているエリアなら、人気の沿線や人気の住宅地でなくても問題ありません。むしろ、田舎や郊外の方が車寄せや駐車場のスペースを取りやすいため好まれる場合もあります。

【80坪でできる介護施設の事例とモデル収入】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
介護施設 小規模なデイサービス
45万円前後/月
建築・設備
5,000万円程度~

3-2.太陽光発電

太陽光発電は、土地や建物の屋根などに設置したソーラーパネルによって発電を行い、その電力を売電して収益を得る土地活用方法です。メリットは以下のとおりです。

  • 地方や郊外で賃貸需要がない土地でも活用できる
  • 日当たりがよく周辺に建物が建たない土地であれば、手間がかからず安定した収益が見込める

ただし、太陽光発電にはデメリットもあります。

  • 電力の買取価格は年々下がっている
  • 発電量は天候や季節に左右される

太陽光発電では、設置コストを回収するまでに最低でも10年程度が必要とされています。そのため、短期の土地活用には向かないため注意しましょう。

【80坪でできる太陽光発電の事例とモデル収入】
活用の種類 80坪の事例とモデル収入 初期費用の例
太陽光発電 立地や天候によって変動 ソーラーパネルの設置
1,000万円円程度

3-3.個人や企業への借地

郊外や田舎でも、需要があれば個人や企業へ土地を貸して利益を得る「借地」という方法が検討できます。借地として土地活用をする際のメリットは以下のとおりです。

  • 土地を貸すだけで手軽に始められる
  • 初期費用がかからない

80坪の土地は用途にあわせて使える広さがあるため、企業や個人の需要があるかもしれません。ただし、デメリットは以下のとおりです

  • 一定の地代を受け取るのみとなり、それほど大きな収益とならない
  • 契約が終わるまでは土地が返ってこない

また、借地として土地活用をするなら、「普通借地」と「定期借地」の2つの契約方法があることも押さえておきましょう。定期借地契約の場合、一定期間を終えると土地が確実に返ってくるため、期間を決めて活用したい場合や、将来的に土地を使う可能性がある場合に適しています。

3-4.条件によっては売却も検討

80坪の土地なら、収益を生み出す土地活用方法は多数ありますが、どうしても適した活用方法が見つからない、遠方で手間をかけづらいなど、土地活法が難しいケースもあるでしょう。

そんな場合には、売却する、もしくは売却して別の土地に買い替えることも一つの方法です。特に田舎や郊外の土地では、土地活用より売却の方が成立しやすい場合もあります。

土地の売却を検討するなら「不動産売却 HOME4U」をご利用ください。そのエリアで最適な、信頼のできる不動産会社に一括査定を依頼することができます。

4.80坪の土地を活用するときの5つのポイント

最後に、80坪の土地活用をするときの5つのポイントをご紹介します。

  • 立地条件とニーズを見極める
  • 広々と使うか、敷地ギリギリまで使うか熟考する
  • 税金対策を考慮して活用法を決める
  • 長期的な収益計画をチェックする
  • 土地を放置しない

一つずつ詳しくご紹介します。

4-1.立地条件とニーズを見極める

80坪の土地に限らず、土地活用においては、立地条件とニーズの見極めが大切です。ここまでご紹介したように、都心部の土地か、郊外・田舎の土地かで適切な土地活用方法は変わってきます。

80坪の土地はさまざまな土地活用方法が可能となる広さですが、ニーズに合わない活用方法を選択してしまうと採算が取れなくなってしまうこともあります。注意しましょう。

4-2.広々と使うか、敷地ギリギリまで使うか熟考する

80坪程度の土地であれば、土地の活用方法は数多くあり、80坪未満の土地ではできない土地活用法を選択することも可能になってきます。

アパートやマンションを選択する場合でも、ある程度のスケールがあることで取り入れられる設備もあるでしょう。また、容積率が高ければ、しっかりと戸数を確保したマンションを建てることも可能です。そのように、敷地をぎりぎりまで使うことで、近隣の80坪未満の土地との差別化を図ることができます。

その一方で、80坪の広さを生かして広々と土地を使うことで差別化を図ることも可能です。たとえば、集合住宅であれば広い駐車場スペースを確保する、月極駐車場であれば一般的な区画より広くとり大型のファミリーカーも停められるようにする、といった具合です。

どのような視点で差別化を図るべきか、土地の立地やかけられる自己資金と相談しながら熟考してみてください。

その土地にどんな建物が建てられるのかは、「HOME4U オーナーズ」を使えば、建築プランや間取りの提案を複数社から受けられます。

4-3.税金対策を考慮して活用法を決める

80坪という規模では、払わなくてはならない税金も大きくなってきます。そのため、選ぶ土地活用方法によって税金対策ができるケースもあることを押さえておきましょう。考慮すべき税金の種類としては、固定資産税と相続税があります。

4-3-1.固定資産税

固定資産税は、土地や家屋など固定資産の所有者が納付する税金です。例えば、アパートを建てて土地活用をすると、以下のような固定資産税の軽減措置が適用されます。

  • 住宅用地(土地)の軽減措置:固定資産税の計算の基礎となる土地の評価額を最大で1/6に
  • 建物の軽減措置:一定面積に対する固定資産税額を1/2に

駐車場など建物を建てない土地活用を選んだ場合には上記の軽減措置は適用されません。一方で、上記のような軽減措置を受けながらアパート経営を行った場合、家賃収入もあることから、収入に対する固定資産税の負担感は少なくなります。このように、選ぶ土地活用方法によって固定資産税の額が変わってくることは押さえておきましょう。

詳しくは固定資産税の減免に関する記事でも解説していますので、ぜひそちらもご確認ください。

4-3-2.相続税

相続税対策として土地活用をするのもごくスタンダードな方法です。例えば、アパートなど賃貸住宅を建てた場合、小規模宅地等の特例という、土地の評価額が減額できる特例措置が適用されます。

  • 小規模宅地等の特例:計算の基礎となる土地の評価額を最大で1/2に

相続税は土地の評価額から控除額を引き、税率を乗じて求められるため、評価額を下げることによって相続税を下げることが可能となります。

具体的な節税対策について知りたい場合は、「HOME4U オーナーズ」から土地の情報を入力すると、複数のメーカーから建築費や節税額を含めた土地活用プランの提案を受けることができます。

4-4.長期的な収益計画をチェックする

土地が広くなると自然と初期投資額も大きくなりやすいため、収益計画を慎重に確認することが必要です。

特に確認しておきたいのは、借入金返済後に残るキャッシュフローです。キャッシュフローはマンション経営における空室リスクや老朽化のリスクを吸収する上で非常に重要です。実際に手に残る収入がわずかな収支計画となっている場合、空室の発生や修繕などですぐにマイナスに転落してしまう可能性があるため注意しましょう。

初期投資額が大きな場合でも、自己資金がしっかり用意されている、無理のない建築費で適正な範囲の借入金にとどまっている場合は大丈夫です。土地活用の提案を受ける際は収支計画もあわせて提案されますので、その根拠と妥当性をしっかりとチェックしましょう。

4-5.土地を放置しない

80坪の土地は、その土地に合った使い方をすることで大きな収益を生む可能性があります。そのため、土地を放置せずに積極的に活用しましょう。また、所有しているだけで固定資産税や管理コストがかかるため、何も活用せずそのままにしておくことはおすすめできません。

土地活用が難しい場合でも、売却をすることでまとまった収益を得られる場合もあります。

5.80坪の土地活用を相談できる企業の選び方

80坪の土地活用を考えるなら、まずは土地活用プランの一括請求をして、その土地に対する各社の土地活用方法の提案を比較してみましょう。

立地条件によって最適な土地活用方法は異なり、同じ80坪でも、その土地の持つ建築規制によって建てられる建物は変わってきます。そのため、まずは土地活用に関する要望と土地の情報を伝え、プロに提案してもらうことが近道となるのです。

また、木造アパートの建築を得意とする企業もあれば、商業施設やテナントの誘致に強みを持つメーカーもあるなど、企業によって得意分野は違ってきます。複数社の提案を確認し、気になることを質問していく過程を通して、土地に合った活用方法と、最適なメーカーが見てくるでしょう。

HOME4U オーナーズ」なら、パソコンやスマートフォンから1分程度の簡単な入力をするだけで、最大10社からその土地に合った土地活用方法の提案を受けることができます。

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