【徹底解説】アパートの建て替えに良い会社の選び方＆おすすめの会社11

アパートの建て替え施工を担う企業を探している方に向けて、「選ぶポイント」「会社の規模（工務店・大手ホームメーカー　等）毎のメリデメ比較」「悪徳業者に騙されない為のポイント」といった情報を解説し、自分に合った企業を判断する基準を作れるようにしています。

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「アパートはいくらで建て替えられるの？」「建て替え後にいくら儲かるか知りたい」という方はご活用ください。

詳しい解説は以下

1.アパートの建て替え企業を選ぶポイント

アパートの建て替え企業を選ぶポイントは下記の5つです。

1. 信頼できる会社かどうか
2. 実績や評判が良いかどうか
3. コンセプトや質があっているかどうか
4. 費用感があうかどうか
5. アフターサポートが充実しているかどうか

これらのポイントを踏まえたうえで、アパートの建て替え企業を選ぶことで、理想の建て替えを行うことができます。

その他、悪徳業者・会社の見極め方については「3.アパートの建て替えで悪徳業者に騙されないポイント」で紹介します。

1-1.信頼できる会社かどうか

しっかりとした技術力のある会社の場合、施工主の希望に沿えるようきちんとしたヒアリングを行ってくれます。
既に施工を行ったことがある人の口コミなども参考にしながら、信頼できる会社か判断しておくと安心です。

1-2.実績や評判が良いかどうか

パンフレットや口コミ、施工事例を参考に実績や評判を確認しておくと安心です。
全国規模の大手ハウスメーカーの場合は、会社全体の評価の他に、建て替えを施したいエリアでの評判も見ておくと良いでしょう。

1-3.コンセプトや質があっているかどうか

依頼する会社によって耐震性やデザイン性など、工事内容の得意・不得意があります。
依頼前に、会社の施工事例を確認し、ご自身の希望にあった建て替えが可能かどうか確認しておくとよいでしょう。

1-4.費用感があうかどうか

アパートの建て替え費用は工事内容や範囲によっても変わりますが、一般的には下記の費用がかかります。

＜価格例＞
• 立ち退き費用：40万円～80万円（家賃の5ヵ月～6ヵ月分）
• 解体費用：坪単価4万円～7万円
• 建築費用：木造 坪単価77万円～100万円／鉄筋コンクリート造 坪単価90万円～120万円／鉄骨造 坪単価80万円～120万円

依頼する業者・会社によっても費用感は異なります。
中間マージンの発生する大手は比較的高額に、地域密着型の小規模な業者・会社は比較的安価に施工が行える傾向にあります。

1-5.アフターサポートが充実しているかどうか

依頼する会社によってアフターサポートの内容や保証期間が異なります。
工事後の万が一に備え、どういったアフターサポートをしてくれるのか、きちんと確認をした上で契約をすると安心です。

2.アパート建て替え会社を規模別に比較

アパート建て替えを依頼できる企業を規模で分けると、下記の4種になります。

1. ハウスメーカー
2. 工務店
3. 建築会社
4. 設計事務所

まずは、企業ごとの特徴とメリット・デメリットを紹介します。

2-1.ハウスメーカー│品質も費用も高くなりやすい

＜メリット＞
全国各地域に支店・支社があり、工事において支店・支社ごとの品質に差が少ないのが特徴のひとつです。

工事の面以外でも、建築完了後のアフターフォロー・メンテナンスの体制が整っており、建て替えの初心者でも安心して任せやすいです。
口コミなどで情報を集めやすく、信頼できるかどうか、実績や評判はどうかなどの判断がしやすいです。

＜デメリット＞
ハウスメーカーごとに坪単価は異なりますが、全体的に工務店と比較すると、やや費用が高くなる傾向にあります。

2-2.工務店│設計の自由度は高いが品質に差

＜メリット＞
工務店は、特定の地域・エリアに密着して活動しています。
工務店と名の付く業者の中でも、一部全国的に展開している有名工務店も存在しますが、大半の工務店はいわば「地域密着型の中小企業」のような形です。

ハウスメーカーと比べると、設計をはじめ、オーナーサイドからの要望に自由度高く対応してくれる店が多く、デザインなどにこだわりがある人に向いています。

また、費用面でもハウスメーカーよりも低い傾向があります。

＜デメリット＞
ハウスメーカーと比較すると、各工務店ごとに得手・不得手があるため、品質にややバラつきが出る傾向にあります。

依頼をする前に、相手の工務店がどういったものが得意なのか、施工事例など情報を集めておくと良いでしょう。

2-3.建築会社│技術力は高いが費用もかかる傾向

＜メリット＞
アパートやマンションといった普通の集合住宅に限らず、高層マンションや商業ビルの建築も手がけるのが建築会社です。「ゼネコン」と呼ばれる場合もあります。

建築会社は大型の建造物の建築を担当しているだけあり、技術力やアフターサービスにも力を入れている傾向があります。
特に、大型の集合住宅を建てる場合は建築会社に依頼すると良い仕上がりが期待できる場合があります。

＜デメリット＞
建築会社に工事を依頼する場合、一般的なハウスメーカーや工務店よりも建築費用が高めになる傾向があります。

2-4.設計事務所│間取りに自由度・デザイン性があるが施工は別に頼む必要

＜メリット＞
設計の段階だけを「設計事務所」へ依頼することもできます。
この場合、出来上がった設計に基づいて、実際の建築は上記3つのうちのどれかに任せることになります。

設計事務所には、設計や間取りを自由度高くプランニングできるという特徴がありますが、あまり建て替えに慣れていない方にとってはややハードルが高いかもしれません。

＜デメリット＞
設計事務所が担当するのは設計部分までになるため、実際の建築作業や完成後の管理は別の会社に頼む必要があります。
設計事務所が作成した間取りを実現できる・信頼できる施工会社を探さなければなりません。

3.アパートの建て替えで悪徳業者に騙されないポイント

ここでは、「1.アパートの建て替え業者を選ぶポイント」を踏まえたうえで、更にどういった部分に注目し依頼する業者・会社を選ぶと良いか、悪徳業者・会社に騙されないポイントについて紹介します。

建て替えにおいて、悪徳業者・会社に騙されないためには、以下の5つのポイントに注意する必要があります。

1. 見積もりに細心の注意を払う
2. アパートの施工実績を調べる
3. 営業担当者の態度や説明に注目する
4. 収支計画の提案内容を確認する
5. 契約内容を明確にする

3-1.見積もりに細心の注意を払う

• 見積もりの内容が「施工一式」など、詳細な項目が含まれていない
• 見積もりにある項目について、質問した際に明確に答えてくれない

など、適正な見積書が出されていない場合、予定外の追加費用が含まれている可能性があります。

同じような工事内容でも、企業によって提案されるプランが異なることは珍しくありません。
ある企業と別の企業の間で、同じ工事内容でも数十万円単位もの差があることも往々にしてあります。

複数の会社から相見積もりをとり、見積もり費用や内容の比較をすると安心です。

3-2.アパートの施工実績を調べる

特定の地域で展開する工務店や住宅以外がメインの建築会社に関しては、「実はアパートの建設実績が少なかった」ということも少なくありません。

施工の技術やノウハウは過去にこなした実績にある程度比例するものなので、施工実績が少ない会社は、費用が安かったとしても避けたほうが無難です。

担当する建築会社の実績の豊富さによって、建物自体の出来栄えはもちろん、入居率などにも差が出てくるものなので、念のため、同エリアのアパート施工実績や入居率について調べるようにしておきましょう。

3-3.営業担当者の態度や説明に注目する

アパートの建築を任せるにあたって、注目すべきは費用など数字で表れる面ばかりではありません。

たとえ表面的に価格を安く設定している会社であっても、人の質が悪ければ工事自体やその他の面でトラブルが発生する可能性も高まりますし、かえって想定していなかった出費が発生してしまうリスクもあります。

人の質を見極めるためには、以下の点に注目しましょう。

• 専門知識を持っているか
• こちらの質問にしっかり答えてくれるか
• 契約や工事の内容について丁寧に説明してくれるか

営業担当者の質を評価するうえでも、1社だけでなく複数の企業の担当者と会って比較することが大切です。

また、口コミでどういった対応をされたか紹介をしてくれているケースもあるため、契約を結ぶ前に一度確認をしておくと良いでしょう。

3-4.収支計画の提案内容を確認する

業者から提示される収支計画表は素人にとって難しく感じがちであり、特に数字がニガテな人などはあまり真剣に中身を見ずにスルーしてしまうこともありますが、きちんと中身をチェックしておきたいものです。

表の中身をチェックするためのポイントとしては、以下が挙げられます。

• 将来のリスクを踏まえた計画になっているか
• ランニングコスト、修繕コスト、空室率の想定などが具体的な数値に落とし込まれているか

こちらをきちんと見ておきましょう。
「表面利回り」は生じるコストが反映されていないので、シミュレーション上の数字が良くても過信せず、費用面を織り込んで、より収支の実態に近い「実質利回り」を信用することが大切です。

収支計画をチェックし、疑問に感じる点があれば、「将来的にどのようなリスクが想定されますか？」「修繕コストはどれぐらいかかってきそうですか？」「実質利回りだとどれぐらいの数字になってきそうですか？」というふうに、遠慮せず質問するようにしましょう。

質問にきちんと親身に答えてくれるかどうかといった姿勢もまた、チェックすべき大切なポイントです。

3-5.契約内容を明確にする

契約内容を十分に明確にし、細かい点まで確認しましょう。
特に、支払い方法や工事完了までの期間、変更に関する条件などについては十分に確認しておく必要があります。

• 契約を必要以上に急ぐ
• 細かい説明をしてくれない
• 契約書を交わしてくれない

など、不適切な対応をされた場合は悪徳業者の可能性が高いため、注意が必要です。

4.おすすめのアパート建て替え会社ベスト11

ここからは、アパートの建て替えにおすすめの企業11社を、特徴や代表作品、人気の理由を紹介します。

1. 積水ハウス
2. 大東建託
3. 大和ハウス工業
4. 旭化成ホームズ
5. トヨタホーム
6. 積水化学工業
7. 東建コーポレーション
8. 住友林業
9. ミサワホーム
10. 生和コーポレーション
11. 住友不動産

4-1.積水ハウス株式会社｜業界最大手の知名度と実績

積水ハウスは住宅建築業界の中でも最大手の住宅メーカーであり、賃貸住宅「シャーメゾン」のブランド名はCMなどでも頻繁に目にする機会がある、知名度・建築実績の豊富さともにトップクラスの住宅メーカーです。

累積の建築個数は、日本のみならず世界一の数を誇り、圧倒的な経験値の豊富さを裏付けます。

積水ハウスの持ち味である「最高級の外壁」とも称される「ダインコンクリート」は、耐震性・耐火性ともに業界屈指の防御性能を誇ります。地震の多い地域であれば、導入を検討する価値があるでしょう。

積水ハウス公式サイト：https://www.sekisuihouse.co.jp/

4-2.大東建託株式会社｜賃貸住宅管理戸数業界No.1

賃貸住宅管理戸数・賃貸仲介件数No.1の実績を継続的に更新し続けるなど、賃貸経営のサポートに強いのが特徴のハウスメーカーです。
中でも、賃貸住宅管理戸数は26年連続業界No.1の実績があり、アパート経営のサポート力も評価されています。

入念な市場調査により、事業目的にあわせたプランを提案してくれる点も評価されているポイントのひとつです。

「いい部屋ネット」で知られる賃貸物件用検索サイトなど、多様なチャネルで入居者を募集しており、賃貸物件のオーナーにとって強い味方となっています。

大東建託公式サイト： https://www.kentaku.co.jp/

4-3.大和ハウス工業株式会社｜鉄骨造住宅の実績が豊富

大和ハウスは創業から60年以上にわたり、鉄骨造の物件を提供してきました。構造の頑丈さに加え、地震のエネルギーを吸収する力にも優れた工法が持ち味です。

大和ハウス工業の物件の特徴は地震への強さだけではなく、入居者にとっての快適性の高さも特徴的です。
ZEH住宅の集合住宅版である「ZEH-M仕様賃貸住宅」は、断熱性能に優れており、中に住む人にとって快適であると同時に物件の寿命を長く保つことができます。

大和ハウス工業公式サイト： https://www.daiwahouse.co.jp/

4-4.旭化成ホームズ株式会社｜入居者ニーズにあわせたアパート経営

「ヘーベルハウス」でおなじみのブランドネームで有名な旭化成ホームズです。

「ヘーベル」は「軽量気泡コンクリート」という耐震性・耐火性・断熱性・遮音性に優れた素材で、日本の住宅業界において屈指の安全性と快適さを誇る住宅を供給し続けてきました。

最長30年にもわたる保証期間、そして60年間の超長期にわたる無料点検プログラム「ロングライフプログラム」など、非常に充実したアフターフォローを用意しています。

また、「子育て世帯向け」や「ペットがいる家庭向け」など、入居者のニーズにあわせたアパート経営に力を入れているのが特徴的なメーカーです。

旭化成ホームズ公式サイト：https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/index.html/

4-5.トヨタホーム｜高い技術力と耐震性が人気

自動車メーカーとして揺るぎない実績を持つ世界的メーカー・トヨタ。そのトヨタの技術力を応用し、高品質な建築を提供しているのがトヨタホームです。

トヨタホームには、「溶接」など、自動車作りに長く携わってきたからこそ培える独自のノウハウがあります。これを建築物に応用することで、頑強な耐震性能を実現しています。

トヨタホームの住宅では、「震度6以上の大地震“17回分”」の揺れを加える実験を行った結果、構造体の損傷が一切ない状態を保つという驚くべき耐震性能を持つことが明らかになっています。
「余震に耐える」ことに着目した物件は業界の中でもまだまだ少なく、トヨタホームがトップランナーとして君臨しています。

トヨタホーム公式サイト：https://www.toyotahome.co.jp/

4-6.積水化学工業株式会社｜トップクラスの水回り設備

「セキスイハイム」の名で知られる積水化学工業は、1947年の創業以来、日本のプラスチック産業を牽引するリーディングカンパニーとして、公共・民間向け配管工事を手掛けてきた実績を持っています。
水回りの設備に関してはトップクラスのノウハウを持つハウスメーカーです。

また、「60年・長期サポートシステム」など、アフターフォローのプログラムも大変充実しています。

積水化学工業株式会社公式サイト：https://www.sekisui.co.jp/

4-7.東建コーポレーション株式会社｜独自サイトで入居を促進

賃貸物件検索サイト「ホームメイト」の運営会社として知られる東建コーポレーションは、時代の流れとともに変化するライフスタイルに合わせた的確なリフォームプランを強みとしています。

特に、高齢社会に向けた対応としてのバリアフリー仕様などに定評があります。

また、同社独自開発の耐震補強工法である「プロシェルター」や地震に負けない安全空間を作る技術である「シェルBOX」など、地震に強い物件に仕上げるための工夫も万全です。

入居者へのアピールの場として、月間約3,000万アクセスを誇る「賃貸物件検索／ホームメイト」を介し、物件と入居者を繋げる入居仲介促進システムがあります。

東建コーポレーション公式サイト：https://www.token.co.jp/

4-8.住友林業｜自然素材を利用した耐火木造住宅

「木と生きる幸福」を掲げる住友林業は、林業を含め、木材の関わるさまざまな分野に展開する、「木のリーディングカンパニー」です。

一般に、木造建築は安価かつ通気性などに優れる反面、耐震性や耐火性、耐久性などの面では鉄骨造に比べて劣るとされています。

しかし、住友林業の住宅は木造建築ながら、火災に強い構造を実現しています。「遮熱性」や「遮炎性」に強い素材を組み合わせることで、火災の被害を最小限に食い止めます。

また、一般的な木造よりも8ランク、鉄骨造よりも6ランク上の高い遮音性がある床を導入しています。

住友林業公式サイト：https://sfc.jp/

4-9.ミサワホーム株式会社｜高いデザイン性が人気

ミサワホームが誇る特徴のひとつは「高いデザイン性」です。
住宅業界で唯一、1990年以来毎年連続でグッドデザイン賞を受賞しています。

デザイン性以外にも、太陽光発電技術など、環境保護分野の先端技術も高い評価を受けています。

同社はアフターフォローにも力を入れており、業界最長レベルの構造体35年保証や365日・24時間対応のコールセンターを設置して、万が一の際の迅速な対応を目指しており、まさに「いざという時に頼れるハウスメーカー」の一つと言えます。

ミサワホーム公式サイト：https://www.misawa.co.jp/

4-10.生和コーポレーション株式会社｜長く使える物件づくり

生和コーポレーションは創業以来50数年間、土地活用・賃貸経営のトータルサポートやコンサルティングサービスを強みとしてきた企業です。
木造の「リマーレ・ルアナ」や軽量鉄骨造の「ヴェリタス」など、豊富な商品ラインナップの中からニーズにあったものを選ぶことができます。

また、同社の強みは土地活用のサポートのみならず、物件自体の丈夫さにもあります。

1995年の阪神・淡路大震災にて、建造中のものも含めたおよそ350軒が無事、全壊・半壊などの大きな損傷を免れ、その強い耐震性を実際の災害の中で証明しています。

生和コーポレーション公式サイト：https://www.seiwa-stss.jp/

4-11.住友不動産株式会社｜高いデザイン性と立ち退きも含めた管理体制

大手ゼネコンとして非常に有名な住友不動産は、賃貸用住宅も積極的に手掛けています。

住友不動産の物件の大きな特徴は、2003年・2004年にグッドデザイン賞を受賞した主力商品の「Jアーバン」を筆頭に、高いデザイン性を誇ることです。

その他、アパートの建て替えに伴い立ち退きが発生する際、入居者への対応や余裕をもったスケジュール管理の相談もできるため、入居者トラブルが発生するリスクを軽減できます。

最長30年間という長期間にわたる保証システムなど、業界最大手の一角だからこそ提供できる安心のフォローシステムも特徴のひとつです。

住友不動産公式サイト：https://www.sumitomo-rd.co.jp/