「土地活用法」内の、「30坪の土地活用方法」について解説した記事です。30坪の土地の特徴を踏まえて、アパート・駐車場・トランクルームなどの土地活用アイデアを紹介します。それぞれのメリット・デメリット・収支・活用する際の注意点などを詳しく説明しています。

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更新日
2023.08.17
カテゴリ
土地活用, 記事

30坪の土地活用アイデアおすすめ11選!低リスクで収益を上げる方法

30坪の土地活用アイデアおすすめ11選!低リスクで収益を上げる方法

30坪の土地を所有している方で、土地活用に悩む方は多いかもしれません。

アパートを建てるには少し小さいし、どう活用すればいいのだろう?

毎年税金は発生するから、少しでも収益化したい

そんなオーナー様向けに、この記事では30坪の土地活用アイデアを厳選して11種、ご紹介します。

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この記事のポイント まとめ

30坪の土地の活用方法は?

30坪の土地は「どんな土地活用もできる」という広さではありませんが、収益を上げることは十分に可能です。

この記事では、以下の11の方法について紹介します。

  • 戸建て賃貸
  • 賃貸併用住宅
  • アパート
  • 小規模な店舗
  • トランクルーム
  • コインロッカー
  • コインランドリー
  • 駐車場・コインパーキング
  • 個人や企業への借地
  • 土地信託
  • 売却

それぞれの土地活用事例とモデル収入についてはは「30坪の土地活用事例とモデル収入」を、詳しいメリットやデメリット、注意点などについては「30坪の土地活用アイデア11選」をご確認ください。

30坪の土地を活用するときの5つのポイント

30坪の土地活用を考える際に、押さえておきたいポイントは以下の5つです。

  • 立地条件と地域性を見極める
  • 用途制限などの法規制に注意する
  • 費用対効果を考えて検討する
  • 建築費に注意する
  • 土地を放置しない

詳しくは「30坪の土地を活用するときの5つのポイント」をご確認ください。

30坪でも土地活用はできる!

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詳しい解説は以下

1.30坪の土地活用事例とモデル収入

30坪の土地は、土地活用をするには「やや狭い」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、広い土地と比較すると初期費用が多くかからず「低リスクで土地活用を始められる」のが、30坪の土地のメリットです。そして、立地に合った土地活用方法を選べば、十分に収益を得ることは可能です。

はじめに、この記事でご紹介する11の活用アイデアについて、事例とモデル収入を表でまとめました。

活用の種類 30坪の事例とモデル収入 初期費用の例
戸建て賃貸 木造2階建て・延床面積30坪
15~20万円/月
建築費用
3,000万円程度
賃貸併用住宅 木造2階建て・延床面積30坪
一部を賃貸:9万円~10万円/月
建築費用
3,000万円程度
アパート ワンフロア1~2戸×2~3階建て
42万円=7万円×6室/月
建築費用
4,500~5,500万円程度
小規模な店舗 コンビニや美容院など
15万円前後/月
1500万円程度~
トランクルーム コンテナ6基(1基あたり4室)
15万円=1基あたり2万円×6/月
設置費用
700万円程度
コインロッカー 5段タイプ×4基、3段タイプ×1基で
合計23ボックス
6~7万円/月
基本的になし
(収入の何割かを設置料として支払う形式)
コインランドリー 20坪程度の店舗
60万円程度/月
店舗+設備
4,000万円程度
駐車場・コインパーキング 車7台分の駐車スペース
35万円=5万円×7台/月
機材の設置 100~200万円
※舗装費用は別途
個人や企業への借地 資材置き場、倉庫など 基本的になし
土地信託 土地を信託会社へ預け信託会社が活用 基本的になし
売却

それぞれの活用方法の特徴や注意点について、以下にご紹介します。

2.30坪の土地の活用アイデア11選

30坪の広さがあれば、戸建て賃貸やアパートなど定番の土地活用方法はひととおり検討できるでしょう。

この章では、11の活用アイデアについて、メリットやデメリット、注意すべき点など詳細をご紹介します。

2-1.戸建て賃貸

30坪の土地は、アパートを建てるにはやや狭い土地です。もし候補の土地が住宅地にあるなら、戸建ての賃貸を建てるのも一つの方法となるでしょう。

戸建て物件はファミリー層に根強い人気があり、学校が近い、スーパーが近いなど周辺環境の良い立地であれば十分に収益が期待できます。

一般的に、新築戸建ての場合は初期費用に対して家賃が安く、アパートなどの土地活用方法と比較すると利回りが低くなる傾向にあります。その一方で、利回りが低くなるからこそ供給が少なく、他の賃貸と差別化できるという考え方もあります。

【30坪でできる戸建て賃貸の事例とモデル収入】
活用の種類 30坪の事例とモデル収入 初期費用の例
戸建て賃貸 木造2階建て・延床面積30坪
15~20万円/月
建築費用
3,000万円程度

戸建て賃貸の収益や始め方など、詳しくは戸建て賃貸経営の記事でも解説していますので、ぜひご確認ください。

2-2.賃貸併用住宅

賃貸併用住宅とは、自宅の一部分を賃貸として利用する、自宅と賃貸経営を兼ねた家のことです。1Fをオーナーの自宅として2Fを賃貸に出す、もしくは建物を縦に切り分けて賃貸部分と自宅部分を分けるなど、間取りにはさまざまな例があります。

(横割りタイプ)
横割りの間取り・イメージ図
(縦割りタイプ)
縦割りの間取り・イメージ図

延床面積の50%以上を自宅スペースとして利用するなどの条件を満たせば、賃貸物件でありながら住宅ローンが活用できることもメリットといえます。

【30坪でできる賃貸併用住宅の事例とモデル収入】
活用の種類 30坪の事例とモデル収入 初期費用の例
賃貸併用住宅 木造2階建て・延床面積30坪
一部を賃貸:9万円~10万円/月
建築費用
3,000万円程度

賃貸併用住宅のメリットやデメリット、建築費など、詳しくは賃貸併用住宅の記事でも解説しています。

2-3.アパート

30坪の土地なら、小規模のアパートを建てて賃貸経営することも可能です。アパート経営は戸建て賃貸と比較すると収益性が高く、チャレンジしてみたいと考えるオーナーも多い土地活用方法です。30坪だと難しいと思われる場合もあるかもしれませんが、たとえばワンフロア2戸の3階建てなどで戸数を確保しつつ建築するなど、収益を確保しつつ経営することは可能です。

ただし、建てられるアパートの規模はその土地の建ぺい率や容積率、高さ制限などによって変わってきますので注意しましょう。

【30坪でできるアパートの事例とモデル収入】
活用の種類 30坪の事例とモデル収入 初期費用の例
アパート ワンフロア1~2戸×2~3階建て
42万円=7万円×6室/月
建築費用
4,500~5,500万円程度

アパート経営を始める流れや注意点など、詳しくはアパート経営の記事でも解説していますので、ご確認ください。

2-4.小規模な店舗

30坪の土地なら、立地によっては店舗物件の賃貸も可能です。小規模な土地で展開するなら、コンビニや飲食店、美容院などの賃貸ニーズがあり、店舗は賃貸住宅の経営より収益性が高い点がメリットです。30坪の土地に店舗用の建物を建てるほか、賃貸アパートの1階を店舗として貸し出すといった方法もあります。

大通り沿いや幹線沿いの土地であれば、ロードサイド店舗の経営も考えられます。良い立地であれば、コンビニやスーパーの事業者に土地を貸して経営する場合が多く、その場合、初期費用をかけずに建築し、賃料収入を得ることができます。また、企業から建設協力金という形で貸付を受けて建築する方法もあります。

【30坪でできる小規模な店舗の事例とモデル収入】
活用の種類 30坪の事例とモデル収入 初期費用の例
小規模な店舗 コンビニや美容院など
15万円前後/月
1500万円程度~

2-5.トランクルーム

近くに住宅街のある立地、都心部に近い郊外などであれば、トランクルームの経営が考えられるでしょう。トランクルームは在宅勤務の普及や住宅のスリム化を背景として、近年ニーズが高まっています。

トランクルームには、以下の2つの型があります。

  • コンテナ型:コンテナハウスと呼ばれる建物を建築し、収納スペースとして貸し出す
  • ルーム型:空き部屋・空きフロアなど建物の一部分をロッカーやパーティションで区切り、収納スペースとして貸し出す

トランクルームは、アパート経営などと比較すると初期投資を抑えつつ土地活用ができる点がメリットといえるでしょう。

【30坪でできるトランクルームの事例とモデル収入】
活用の種類 30坪の事例とモデル収入 初期費用の例
トランクルーム コンテナ6基(1基あたり4室)
15万円=1基あたり2万円×6/月
設置費用
700万円程度

トランクルームのメリットやデメリット、運営方式の違いなど、詳しくはトランクルームの記事でも解説しています。

2-6.コインロッカー

駅・バスターミナルの近く、もしくは商業施設・観光地の近くなど立地のいい場所では、コインロッカーを設置するという土地活用方法もあります。標準的なサイズのロッカーなら、幅190センチ、奥行き80センチあれば設置可能です。

30坪の土地であれば、コインロッカー単体ではなく、バイクパーキングや駐車場などと組み合わせて設置するのが一般的といえるでしょう。運営方法にもよりますが、毎月の収入の何割かを設置料として支払う形式であれば、初期費用は基本的に不要です。

【30坪でできるコインロッカーの事例とモデル収入】
活用の種類 30坪の事例とモデル収入 初期費用の例
コインロッカー 5段タイプ×4基、3段タイプ×1基で
合計23ボックス
6~7万円/月
基本的になし
(収入の何割かを設置料として支払う形式)

2-7.コインランドリー

共働き世帯の増加による家事時間の短縮ニーズや、アレルギー対策のニーズなどにより、利用しやすいコインランドリーが人気を集めています。ロードサイドなど立地が良い場所であれば、安定した収益が期待できるでしょう。

【30坪でできるコインランドリーの事例とモデル収入】
活用の種類 30坪の事例とモデル収入 初期費用の例
コインランドリー 20坪程度の店舗
60万円程度/月
店舗+設備
4,000万円程度

2-8.駐車場・コインパーキング

駐車場やコインパーキングの経営は、建物を建てない土地活用方法としては定番のものです。駅や商業施設、観光地の近くであればコインパーキング、住宅街の中の土地であれば月極駐車場など、立地にあわせて考えるのが基本です。

30坪の土地であれば、駐車場6~7台程度の駐車スペースが確保できます。月極駐車場であれば、最低限、土地を区分けして車両止めなどのブロックを設置するだけで経営が始められます。

コインパーキングの場合は、精算機の設置が必要となります。いずれも、舗装するか砂利敷きとするかなど、競合となる近隣の駐車場を見て検討する必要があります。

コインパーキングで成功するコツなどは、詳しくはコインパーキングの記事でも解説していますので、ご確認ください。

【30坪でできる駐車場・コインパーキングの事例とモデル収入】
活用の種類 30坪の事例とモデル収入 初期費用の例
駐車場・コインパーキング 車7台分の駐車スペース
35万円=5万円×7台/月
機材の設置
100~200万円
※舗装費用は別途

2-9.個人や企業への借地

30坪の土地活用方法としては、個人や企業へ土地を貸して利益を得るという方法もあります。資材置き場や重機置き場など、ニーズが考えられる場所では検討してみると良いでしょう。この場合、基本的に整備などは必要なく、土地をそのまま貸すだけでいいため、初期費用や手間がかからないのがメリットといえます。

借地として土地活用をするなら、以下の2つの契約方法について押さえておくことが必要となります。

  • 普通借地
  • 定期借地

定期借地契約の場合、一定期間を終えると土地が確実に返ってくるため、期間を決めて活用したい場合や、将来的に土地を使う可能性がある場合におすすめです。

2-10.土地信託

土地信託とは、所有している土地を信託会社へ預け、信託会社が土地活用を行って出た利益から配当金を受け取る方法のことをいいます。

土地信託

オーナーは土地を預けるだけで土地活用が始められるため、気軽に土地活用ができる方法です。また、初期投資なしで配当金を受け取れるのもメリットといえるでしょう。

ただし、基本的には信託会社が「土地活用できる」と判断した土地でなければ難しいため、この方法がとれるのは立地の良い土地など、「価値がある」と判断される場合に限られます。また、信託会社に活用を任せるため信託報酬がかかることもデメリットとして挙げられます。

土地信託の仕組みやメリット・デメリットなど、詳しくは土地信託の記事でも解説しています。

2-11.条件によっては売却も検討

ここまでご紹介してきたように、30坪の土地にはさまざまな活用方法があります。ただ、その一方で、広い土地に比べて高収入を得るのが難しく、活用方法に制約のある広さの土地であることも確かです。

郊外でちょうど良い活用方法が見つからない場合や、遠方で手をかけることが難しい場合には、売却を検討してみることも一つの方法です。特に田舎・郊外の土地では、土地活用より売却の方が比較的ハードルは低いため、条件によっては考えてみると良いでしょう。

土地の売却を検討するなら「不動産売却 HOME4U」をご利用ください。そのエリアで最適な、信頼のできる不動産会社に一括査定を依頼することができます。

3.30坪の土地を活用するときの5つのポイント

最後に、30坪の土地活用をするときの5つのポイントをご紹介します。

3-1.立地条件と地域性を見極める

土地活用においては、立地条件と地域のニーズの見極めが重要となります。所有する土地が都心か郊外か、市街地か住宅地かによって適した方法は変わります。

商業施設や駅の近くなど、比較的良い立地であれば、30坪の広さがあればさまざまな用途が考えられます。ファミリーに好まれる周辺環境の良い住宅街なら、戸建て賃貸という方法もあるでしょう。

ただし、賃貸ニーズの低い郊外にアパートを建てても、空室が続いて経営を圧迫してしまう危険性がありますので注意しましょう。

3-2.用途制限などの法規制に注意する

30坪の土地活用を考える際には、どんな建物が建てられる土地なのか、あらかじめ調査をしておくことが必要です。最低限、押さえておかなくてはならないのは以下の制限です。

  • 建ぺい率、容積率
  • 高さ制限
  • 用途地域

例えば、建ぺい率50%、容積率100%で30坪の土地を所有しているなら、基本的に建坪は15坪、延床面積は30坪の建物を建てられることになります。容積率が200%であれば、延べ床面積は60坪まで確保できるため、3階建て以上も視野に入ってくるでしょう。

このように、土地の持つ規制で建てられる建物の規模は変わり、おのずと土地活用方法も絞られてきます。そのため、あらかじめ土地の制約を知っておくことが必要となるのです。

判断には専門的な知識や複雑な計算が必要となることも少なくないため、自己判断ではなく、建築会社やハウスメーカーに相談して確認しておくと安心です。

3-3.費用対効果を考えて検討する

一般的に、30坪は広い土地と比較した場合、収益の高い土地活用方法を選びにくい土地となります。

収益に対して初期費用が高く、その分、返済比率も大きくなる傾向にあるため、費用対効果をよく考えて土地活用プランを検討することが非常に大切です。場合によっては別の土地活用方法や売却も視野に入れる、自己資金の比率を上げてチャレンジするなど、慎重に検討するのがおすすめです。

年収に占めるローン返済の割合で考えると、5割から6割を超えると赤字の危険性が高いとされています。過度な借入の利用には十分注意が必要です。

3-4.建築費に注意する

30坪の土地を活用する場合、少しでも収益を上げようとすると建ぺい率、容積率いっぱいに建物を建てる、という考え方があります。

ただし、土地の形状によっては、ハウスメーカーの規格商品がうまく入らないケースも少なくないため、自由設計が必要となることもあります。その結果、建築費が割高となってしまうこともあるため注意しましょう。

また、地域性によっては、限られた広さの土地であっても駐車場が必須となることもあります。建てられる建物の規模とニーズのバランスを取りながら考えることが重要です。

具体的な建築費を知りたい場合は、「HOME4U オーナーズ」から土地の情報を入力すると、複数のメーカーから建築費を含めた土地活用プランの提案を受けることができます。

3-5.土地を放置しない

土地は所有しているだけで固定資産税や管理コストがかかります。といっても、30坪という広さであれば広い土地と比較するとコストはそれほどではないケースも多く、これといった土地活用方法が思いつかずに放置してしまう場合もあるかもしれません。

しかし、土地に合った使い方をすることで収益を得られる可能性がありますので、放置せずに積極的に活用を考えるのがおすすめです。土地活用が難しい場合でも、売却でまとまった収益を得られる場合もあります。

4.30坪の土地活用を相談できる企業の選び方

30坪の土地活用を考える際におすすめなのは、まずはプランの一括請求をして、その土地に対して各社がどんなプランを提案してくれるのかを比較することです。

土地活用に期待することは、オーナーによってさまざまです。

  • なるべく収益を得たい
  • 初期費用を抑えて土地活用したい
  • なるべく手間をかけたくない
  • 相続税対策をしたい
  • 将来的に家を建てるまで期間限定で土地活用したい

まずは上記のような要望からどれが近いかを整理して、複数の会社からプランを提案してもらうのがおすすめです。複数社からのプランを比較することで、その土地に合った方法や提案力のある会社が見えてくるでしょう。

HOME4U オーナーズ」なら、パソコンやスマートフォンから1分程度の簡単な入力をするだけで、最大10社からその土地に合った土地活用方法の提案を受けることができます。

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